FIVEONE HONGKONG 【店舗開発秘話】一年目で修羅場!
香港の店舗も、おかげさまで一年を経過して、二年目となりましたが、祝というより、閑散という感じの香港ですが、気を取り直し、店舗開発秘話から香港事情も含めて、お伝え出来たらと思います。
2019年6月までは、香港はビジネスを立ち上げる都市として競争力が最も高いと思い、海外展開スタートに香港を選びました。勿論、スーツを着用する金融マンが多い事からテーラーが沢山あっての判断でした。
しかし、オープン当初から、デモ、新型コロナと立て続けにビジネス環境としては最悪な事態が続きました。普通に考えたら撤退するところですが、今年の4月頃に思わぬ話が舞い込みました。それは、店舗の賃貸契約していた関係者から、同じアドミラルティセンターのショップフロア内で、面積を四倍にして賃貸料は同じぐらいにするという話でした!
しかも、場所も角でショーウィンドウも倍になるという話で、撤退するかどうかというタイミングでした。話を持って来たのは、不動産会社の社長で香港人のGlassさんという方ですが、これは何かのご縁でしかないと考えました。理由は、その移転するフロアというのは、そのGlass さんのショールームだった場所で、彼女が出て私が入居するとい事が、予想もしていなかったからです。
そもそも、私は、2019年3月頃に香港でテナントを探している時に偶然飛び込みで入った不動産屋さんがGlass さんのショールームで、今の私が経営する店舗なのです。
そして、彼女は、このフロアは、かなり以前からの賃貸料だから、そのまま引き継ぎで契約を出来るように交渉までしてくれ、実際にさらに下げてくれたのです。
店舗の移転に際しても、内装業者手配や移転の申請などもしてくれました。香港に従業員を持たない私には、本当に助かりました。なぜこんなに良くしてくれるのか判りませんが、私は、香港人に良く同じ質問で、「あなたは香港が好きですか」と聞かれます。返事は大好きですと答えます。ある方からは、何パーセント好きですかと聞かれた事もあり、120%好きと答えたら、そんなにかとびっくりされた事もあります。
好きに勝る誉め言葉はないのでしょう、
世界的に大変な時期であるのは事実ですが、私の座右の銘でもある、【自己利他】の精神が、香港人に通じたという一年でした。
この様な時期ですが、香港でビジネスはどうかと聞かれる事がありますが、今のところ、私にはまだ判らないのが正直なところで、あえて謂うなら、日本国内よりビジネスチャンスが沢山あり、成長力もあるのは事実です。
2021年から、次の10年に海外展開を考えるなら香港の成熟した中流階級社会(上流に近い)は魅力的といえます。
日本国内は、そろそろ冬支度の時期てすね、秋冬物ジャケットシーズン到来ですが、香港では、秋冬物という考えではなく、ファッションとしてブランドのダウンジャケットを買う感覚で、こちらでは、10月からはトラベル用にジャケットを提案していくという感じです。
日本で気付かなかった、香港に住んで分かったことは、日本茶です。珈琲・紅茶は海外の飲み物、今さら私は日本人だから日本茶を体が欲しくなるのが分かりました。なかなか、おーいお茶とか無いので、スタバでやたらと抹茶ラテを買ってしまいます。
香港のお客様に、店に日本茶を置くようにアドバイスされて、今その準備中です。(笑)
ブランドについて書こうと思いましたが、香港にチャレンジしているFIVEONE のストーリーの方がブランドより高い価値があると思い、文章にしました。
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