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成瀬巳喜男の世界

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成瀬巳喜男監督作品レビューをまとめました。
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1940年代の成瀬巳喜男作品DVDリリース!

2025年といえば昭和100年。3月19日にようやく、ようやく、成瀬巳喜男監督の1940年代作品が、東…

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新刊「PCL映画の時代 ニッポン娯楽映画の源流 1932-1937」フィルムアート社)佐藤利…

2024年3月20日&4月17日。成瀬巳喜男監督の1930年代、P.C.L. 東宝作品15タイトルが連…

成瀬巳喜男監督の戦前作品がDVDに!1935(昭和10)年、松竹からP.C.L.へ移籍。P.C.L.での第1…

2023年9月20日 山中貞雄『人情紙風船』 溝口健二『西鶴一代女』 成瀬巳喜男『浮雲』…

山中貞雄の遺作となった時代劇の名編『人情紙風船』。井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を脚色…

『ひき逃げ』(1966年4月16日・東宝・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。『女の中にいる他人』(1966年1月25日)の三ヶ月後の公開。前作はエド…

成瀬巳喜男作品連続リリース 2023年7月

2023年6月21日、7月19日。東宝DVD名作セレクションから成瀬巳喜男作品が連続リリースされます…

成瀬巳喜男作品連続リリース 2023年6月

2023年6月21日、7月19日。東宝DVD名作セレクションから成瀬巳喜男作品が連続リリースされます。これで戦後の東宝作品は全てDVD化されることになります。 太平洋戦争の敗戦によって、戦前とは大きく変わった日本人の価値観を描いた『春の目ざめ』(‘47)。『怒りの街』(’50)『俺もお前も』(‘46)『四つの恋の物語』(’47)『石中先生行状記』(’50)、成瀬巳喜男監督作品5タイトルをリリース。すべて初DVD化作品です。価格:各2,750 円(税抜価格:2,500円)

『腰辯頑張れ』(1931年8月8日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

現存する最古の成瀬作品 成瀬巳喜男のサイレント『腰辯頑張れ』(1931年8月8日・松竹蒲田)は…

『君と別れて』(1933年4月1日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男のサイレント『君と別れて』(1933年4月1日・松竹蒲田)をスクリーン投影。大森の…

『限りなき鋪道』(1934年4月26日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男のサイレント『限りなき鋪道』(1934年4月26日・松竹蒲田)をエリック・サティをBGM…

『化粧雪』(1940年2月14日・東宝東京・石田民三)

 『化粧雪』(1940年2月14日・東宝東京・石田民三)は、成瀬巳喜男がオリジナル作品として準…

『まごころ』(1939年8月10日・東宝・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。山梨県甲府市を舞台にした、二人の少女の一夏を描いた『まごころ』(19…

『旅役者』(1940年12月8日・東宝・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男監督研究。久しぶりに『旅役者』(1940年12月8日・東宝)をスクリーン投影。「芸道…

『サーカス五人組』(1935年10月1日・P.C.L.・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男監督研究。1935(昭和10)年3月、P.C.L.に移籍して『乙女ごころ三人姉妹』(3月1日)を皮切りにハイペースで作品を発表してきた成瀬。この年4本目となる『サーカス五人組』(1935年10月1日)をスクリーン投影。 古川緑波による芝居「悲しきジンタ」を原作に、伊馬鵜平と永見柳二が脚色。ロッパらしいユーモアと哀愁に満ちた小品である。東京で食いつめたジンタ五人組。 ジンタとは明治時代半ば、ドラム、クラリネット、ラッパなどのハンディな楽器で流行歌を演奏して、広告宣