『女軍突撃隊』(1936年1月22日・P.C.L.・木村荘十二)
戦前モダン喜劇数あれど、その最高作の一つが、中野実原作による戦前ウーマンパワー・コメディ『女軍突撃隊』(1936年1月22日・P.C.L.・木村荘十二)である。PCLのトップ女優・堤眞佐子が「秘密探偵社」に志願して女性探偵となり「女性の権利をあらゆる障害、問題から守るため」身を挺して調査をする「女性探偵もの」。相棒には女学校時代の親友・神田千鶴子が扮して、さまざまな事件に取り組む。いわば「プレイガール」や「009ノ一」のルーツともいうべき革新作。で1960年代のお色気路線で