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転職は「オールド・ルーキー」になるチャンス?
こんにちは。
人生をよい方向へ変えるための考え方を学びたいと思い本書を手に取りました。タイトルは「人生が変わるメンタルハック大全」です。
私自身が実際に参考にした考え方がありましたので、お伝えしたいと思います。
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転職は「オールド・ルーキー」になるチャンス
ジャマイカのレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーが次のように言っています。「失敗することより、平凡になることを恐れましょう」
確かにベテランがもっている知識や経験は大事なもの。しかし、知識や経験にとらわれてしまうと、他の人と同じようなことしかできなくなり、そこに価値は生まれません。だからベテランの人こそ、知識や経験を活かし、新しいことに挑戦して欲しいのです。
ルーキーのように新しいことを恐れず行動をしましょう。これを組み合わせたハイブリットな存在こそ、オールド・ルーキーです。
私は現在61歳になり、職業人経験は35年以上でまさにベテランの部類に入ると思います。
59歳のとき長年勤めた会社を退職し、個人で社労士事務所を開業しました。
前職で人事部の業務経験はありましたが、それだけで仕事を得られるほどあまい世界ではなく、無収入となってしまいました。
退職時は勤務先であった中小企業の取締役(平取です)になっており、雇用保険の失業給付は対象外(※通常、株式会社の取締役は雇用保険に加入しません。)でした。
当然このままの状態では生計が成り立ちません。夜中に目が覚めて不安と恐怖が襲ってくるのでした。
「背に腹は代えられぬ」状況で、学生時代の就職活動以来、約36年ぶりの就職活動をしました。
失業給付がもらえなかった関係でハローワークには行かず、転職サイトを使って求職活動をすることにしました。
一般の転職サイトでは年齢的に厳しいことが分かっていましたので、ミドルシニア向けのサイトで探しました。実は、前職在職時から複数の転職サイトに登録し、何社か応募したこともありました。3社ほど書類選考は通過しましたが、面接で落ちてしまいました。
これまでの知識や経験にとらわれて、新しいことに挑戦しようという意欲が乏しくなっていた59歳のおじさん(自分のこと)の就職活動の厳しさは想像に難くないと思います。
しかし悠長なことは言ってられませんでした。
サイトに登録して3日目で比較したなかで良さげな会社に応募、その3日後に1次面接を受け、さらにその4日後に役員面接を受けました。ドキドキしながら待つこと2日間、めでたく採用内定の連絡をもらいました。
2週間足らずで私の初めての転職活動が決着したのでした。自分でも驚きのスピード感でした。
そして、採用内定をもらった5日後に初出社ということになりました。
前職とは全く異なる業界と仕事内容で、嘱託契約の社員として入社することになったのでした。59歳の「ルーキー」としてスタートです。
実際のところ入社して半年くらいは、業務システムや仕事の進め方など、わからないことが多く苦慮しましたが、なんとか持ちこたえることができました。
現在(2024年6月時点)は、その会社で1度目の契約を更新して2年目に入っています。開業した社労士事務所の仕事は少しずつですが、時間をやりくりしながらやっております。
私は期せずして、社労士&契約社員のダブル「ルーキー」になったのでした。
話は変わりますが、同じ年齢でも若く見える人と老けて見える人がいます。
自分はどちらに見られているかわかりませんが、いろんなことに興味や好奇心をもって、気持ちの若さを保っていきたいものです。
面接で頑張るべきは最初の2秒
面接で通る人は、優秀かどうかはあまり関係なく、90%ぐらいは好感度だけで決まるのです。これは、私の経験上もそうですし、心理学者や社会学者が実験した場合も同じ結果が出ています。(中略)
人の好感度は、最初の2秒で決まってしまいます。話の内容以前の問題で、ドアの開け方や歩き方、目線の配り方、顔の表情などで、その人の好感度が決まってしまうのです。
しかし、多くの人がそのことを知らず、どんな内容の話をすればいいのだろうかと思い悩んでいます。
私は、前職の会社で実際に採用面接官をしていた時期がありました。
年間30名~40名、通算で300名位の面接を行いました。
採用の合否については、その人物を総合的に評価して判断した結果ということになります。
しかし、体感的にはここに書かれていることが近いです。
といいますか、ほぼこの通りだと思います。
つまり採用面接では、第一印象でほとんど決まってしまうということです。
実際に私は、再就職の面接時には、この第一印象のことを意識して面接にのぞみました。
就職をひかえた学生の方や、転職を考えている人にも参考になることだと思います。
情報を選んで、メンタルを守る
毎日のように、炎上系のニュースや悲しいニュースがネットやメディアを騒がせています。
不快感を覚える情報や、ショッキングな情報に接すれば接するほど「受動ストレス」がたまることがわかっています。受動ストレスが蓄積すると、メンタルへのダメージも大きくなり、ビジネスの局面でも弊害が出かねません。
自分からわざわざネガティブなニュースに接していくのは、自分で自分の体を傷つけているのと同じ。できる限り、避けることをおすすめします。
これを読んで、人は知らず知らずのうちに「受動ストレス」がたまってしまうことを知りました。
私は、自分で変えられることに意識を向け、自分で変えられないことに意識を向ける比重を小さくすることが大切だと思います。
例えば、天候、自然現象、法律、自分以外の人間、過去などは自分では変えられないことです。
反対に自身の言動、態度、思考、知識、技術、食事、健康管理、友人関係、お金の使い方などは自分で変えられます。
この自分で変えられることにエネルギーを多く使うと主体性が拡がり、「受動ストレス」を減らせると思います。
人は主体性を持って行動すると、幸福感を感じやすくなるということです。
意識してネガティブ情報を遠ざけ、自分の影響力を及ぼせる事柄についての情報を選び、それにもとづいて考え行動することが大切だと思います。
自己選択こそが人を幸せに導く
自己選択・自己判断は2~4倍のパフォーマンスアップにつながるというデータもあります。人に決めてもらうことが多い人は、自分で判断するようにしましょう。
「自信がないから決められない」という人は、因果関係が逆です。自信がないから他人に決めてもらっているのではなく、他人に決めてもらっているから自信がないのです。小さなことで構わないので、判断材料を地道に集める。そして自分自身で決めることです。
私自身、これまでのことを振り返ってみると、結果の良し悪しは別にして、自己選択の積み重ねで歩んできたと思っています。
もちろん身近な人に相談したりアドバイスをもらいながらでも、最後は自分で決めたということです。
それは、結果が思い通りでなかったとしても、それを他人のせいにせず、受け入れてきたということでもあります。
能力や努力が目標に届かなかったということはありましたが、それは、別の話ということです。
就職、結婚、住む場所などその時点での判断材料にもとづいて自分で決められたことは、少なからず自分の自信につながったという思いはあります。
ただ、未来は誰にもわからないので、その判断が適切かどうか、その時点ではわからないということです。
人は、情報が足りないと不安になります。
変化のスピードが速い今の時代では特に、良質な情報をできるだけ多く集めてそれを基に判断することが大切だと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。