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【読了#2】江國香織「ひとりでカラカサさしてゆく」
大学時代に付き合っていた彼女の影響で江國香織さんの本を読むようになった。といっても今まで読んだ著者の作品を覚えているわけではない。
特別なことは起こらない平凡な日常でも、どこかかけがいのない大切なものかもしれないと思わせてくれる著者の文章が歳を重ねるごとに自分の感情へ馴染むような気がしてきた。
しかし登場人物や場面展開が多く久々に小説を読む自分にはあまり物語にのめり込めなかった。柔らかい透明な膜のようなもので没入を遮られている感覚だった。
以前みたいに小説をたくさん読めるようになったらまた著者の作品をどれか手にとってみようと思う。