微かな光
混沌の中を進む
目の前にある微かな光を
全て掴みにいきたくて
僅かな光を辿れば、
やがて太陽をも掴むと諦めきれなくて
周囲を翻弄しながらも
日が昇れば、目の前の道を進んでいく
貴方の包み込むような優しさと
無意識の意図を当意即妙に指摘する明晰さに
未来を預けられる安心感を得て
さらけ出して前に進み始める
貴方の優しく満たされた微笑みが
私の存在意義になりつつある
己に厳しく日々研鑽し
火の粉が散りつつ銘刀が造られる様は
心熱く美しく
遠くて淡い目の前の貴方が
微かな光となって私を照らす