夜でも昼でも朝でも・・・その日起きてから初めて食べるごはんが、「私の朝ごはん」
朝っぱらから、通勤する人達の大きな流れを横目で見ながら、酒を呑みながらガッツリと食事をしている人達がいる・・・多くのヒトはその光景を見ながらマユをひそめる。
夕方から夜に掛けて、飲食で盛り上がる巷の光景を横目で見ながら、お酒の存在も無く質素な食事を口にしている人達がいる・・・多くのヒトはその光景を見ながらあわれみの視線を送る。
マユをひそめたり、あわれみの視線を送るヒト達のほとんどは、朝食べるのが朝ごはん、昼食べるのが昼ごはん、夕方食べるのが夕ごはん・・・と考えているのだと思う。
その名の通りだから、当たり前だし、それ以外のことを言う方がおかしい。
だが、これから眠りに就く朝方に食事をしているヒトがいる・・・、
これから仕事を始める夕方や夜に食事をしているヒトがいる・・・、
事を私の経験から私は知っている。
ヒトは様々な時間帯で眠ったり遊んだり仕事したりして生き抜いている。
ヒトにとって、眠る時がいわゆる「夜」であり、起きる時がいわゆる「朝」であり、遊んだり仕事している時がいわゆる「昼」なのだ。
たまたま、朝に起きて昼に仕事をして夜に寝る・・・という生き様をしているヒト達の割合が多いだけなのだ。
たまたま、朝に食べるから朝ごはん、昼に食べるから昼ごはん、夕方食べるから夕ごはん・・・という言葉があるだけなのだ。
夜でも昼でも朝でも・・・
その日起きてから初めて食べるごはんが、
「私の朝ごはん」なのである。