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自分の感情が分からない。自分を取り戻すための感情への寄り添い方

心から楽しい人生を送るための
方法についてお話していきたいと思います。

前に皆さんは自分の
「本当にやりたいことは何なのか」
「どんなことをしたら自分が嬉しいって思えるのか」
を答えることはできますか?


「自分の感情が分からない」
「感情を何も感じなくなってしまいました」
こういったご相談をいただく事があるんですが

実はこの自分の感情を
しっかり感じてあげるっていうことが
心から楽しい人生を送るための
ものすごく大事なポイントになっ てるので

自分の感情を取り戻すための3ステップ
についてお話ししていきたいと思います。

全体像として
1つ目に「自分の感情が無くなってしまうメカニズム」
2つ目に「自分の本当の欲求を知る」
3つ目に「自分の理性を横に置いて感情を第一優先に」
この3つのステップをお話ししていきたいと思います。

「急に何もないのに涙が出てしまった」
「何か悲しいこと嬉しいことを
今までは感じれたはずなのに
最近は全然心が動かない」

という方も結構いらっしゃるのですがあなたはいかがですか?


自分の感情がなくなってしまうメカニズム

「自分の感情がなくなってしまうメカニズム」としては
まず自分が感情を抑圧してしまっている、
自分の感情を隠すことが当たり前になってる
という点が上げられます。

例えば過去に自分の欲求を伝えたりとかした時に
散々否定されたり、そんな気持ち持ってはダメ、
「そういう欲求は我慢しなさい」
って言われてくればくるほど

どうせこの欲求を感じたところで否定されるし、
この欲求があっても優先されない。
「この年代の時はこうあるべきだよね」
「こういう風に考えるのが正解だよね」
「こうしなきゃいけないよね」と

自分に対する縛りだっ たり、
欲求の抑圧が強ければ強いほど
だんだん感情が見えなくなって、
抑圧が癖になってしまうので
感情が生まれてきたとしても
それを感じることができなくなってしまうんです。

例えば具体的なお話で言うと
私たちは生まれた時は、
何しても親に面倒見てもらえて、赤
ちゃんの時はできない事が当たり前なので
一切怒られなかったと思います。

ですが、成長していくにつれて
親から怒られたりする様になっていきます。

幼少期に私たちは自分の存在価値を
親が笑顔であったり、
親にいい子だねと
褒められることによって確かめていました。

なので、自分の自己価値を感じるために
「こんなわがまま 言ったらお母さんに怒られる」
「あこんなこと言ったらまた悲しませちゃう」
のように自分の欲求ではなく
周りの人を優先していったり、

「こういう自分はダメで
偉い自分でいなきゃいけない」
「こんなことやったらまた怒られちゃう」
という様にどんどん自分を
抑圧していく癖がつくと
当たり前になりすぎて、
自分が抑圧してることすらも気づけなくなってしまいます。

他人への優しい気持ちや、親を困らせたくない、
親を笑顔にしたいという気持ち、
親に迷惑をかけたくないという愛だったり
優しさゆえの行動なんですが
その結果自分を苦しめてしまっているんですね。

もしくは自己防衛というケースもあります。

自分の感じたくない感情に触れない為に
無意識に蓋をしているということです。

「あの時の悲しい気持ちを触れたくない」
「もうこれ 以上辛い自分を感じたくない」
「これ以上感じたら心が壊れてしまう」
「自分が崩れてしまう」
という時には防衛本能が働き、
感情に蓋をすることで自分自身を守っているんです。

悲しいという気持ちにあったら
自分が保てなくなってしまうから
「別に悲しくないよ」と強がることによって
どうにか自我を保とうとしてるってことですね。

過去にすごく1人で寂しかった孤独な時期があり
その経験はトラウマ になったりするほど
自分の心の深い傷になっている場合

大人になった今でも何か寂しさだったり
孤独感を感じると
その瞬間の孤独感だけでなく
心はずっと記憶があるので
過去の辛かった記憶、
寂しい記憶が一気に蘇ってきてしまうんです。

なので今の感情を認めずに
「いや自分は寂しくないから」
「全然孤独じゃないから」
と心を守るための防衛線を張っているんですね。

ですが、そうすればするほど自分の気持ちを
抑圧して隠してるわけなので
悲しい気持ちも味わうことが
ないかもしれないですが、
プラスの豊かな気持ち楽しい気持ちだったり、
自分の嬉しいという気持ち自体も消えてしまったり、
感じにくくなってしまいます。


本当の自分を欲求を知る

心の感情がなくなってしまう原因として
・自分の欲求を抑圧してきた
・自己防衛してきた
っていう事をあげたと思うんですが
じゃあその自分の欲求を抑えることによって、
どんなものが 欲しかったのか

「親からの愛を感じたかったのかな?
自己価値を感じたかったのかな?」
「そうすることによって人に喜んでもらいたかったのかな?」
「自己防衛することによって悲しみを避けたかったのかな?」
「じゃどんな悲しみが嫌なんだろう?」

と感情を抑えることで
何を得ようとしてきたのかを
掘り下げていく作業になります。

人は必ず何かしらメリットを
感じる行動しかとらないので
一体どんなメリットを得るために
我慢したり抑圧してきたのかという
本当に自分が欲しかったものに
気づいてあげる事が大切です。

私の例で言うと
男3人兄弟の真ん中っ子なんですが、
そもそも保育園とか小学生の時に
「自分ってこの家族にいらないんじゃないか」
と思っていました。

自分の存在意義や価値を感じる事が
出来ていなかったので
自分の価値を感じるためには
弟の面倒を見るとか、
お母さんのお手伝いをする

テストで100点を取るなど
何かと人の役に立つ事
人から承認される事を一番に行動していました。

何か条件付けの自分であれば
オッケーだったわけなので
「宿題をやらないなんてありえない」
「テストで100点取れないのはダメだ」
「先生に怒られるのはありえない」
と相当自分を縛り付けていました。

つまり
・親に認めてもらいたい
・誰かに必要とされたい
・自分の価値を感じたい
という欲求のためにそれ以外の
自分の欲求を抑圧して理性的に

「先生から認められるためには?」
「お母さんから認められるためには?」
と他人からの評価を優先して
生きてきたという事になります。

私の場合は自分の感情を抑圧する事により
自己価値や存在意義を感じようとしていたんです。

このように自分はなんでこんなに
感情を抑圧してるんだろうか
・誰かを喜ばせるためなのかな
・誰かに迷惑をかけないためなのかな
・自分の価値を保つためなのかな

そういう風に自分の根本の欲求に
向き合ってあげることが
自分の感情を取り戻すために
大事なポイントになります。

人によっては幼少期、
村社会で育って他人の目を
常に気にする環境であったり

「こうしなさい、ああしなさい」言われ続けて
親や周りの人の言う通りにするしか
自分の生きる術がないんだって 
当たり前になってる人もいるかもしれない んですが

そういった方にお伝えしたいのは、
「当時言われた時の環境と
今の環境は全く違うんだよ」
ということです。

なので自分に、
「あの時は親に色々言われたから
親に気に入られる様に生きようとしてたけど
今は大人になって自分で選択していいんだよ」

「過去言われてた ような環境じゃないんだよ。
今は悪口は言われてないんだよ」

という様に過去の自分と切り離してあげて下さい。
過去の考え方は捨てても大丈夫なんです。


理性を横に置いて自分の感情を第一優先に

ステップ2でお話した様に、
私たちは人からの言葉や経験を元に
理性的なものを優先しています。

「本当は学校行きたくなし、
宿題やりたくない」

でも「義務教育だから、
みんな行ってるか行かないといけない」

「仕事行きたくない」
けど、これは社会人として当たり前だから」

という様に、理性で感情を蓋して
生きてきた部分の理性を一旦横に置いてあげて
自分のありのままの感情と向き合ってあげるということです。

親からずっと「ちゃんとしなさい」
「わがままはダメ」
「周りの人の言うこと聞きなさい」
と言われてきたとしても

そんな親に依存して生きていた
子供の頃と違って
今は大人ですし
自分で人生決めて生きていっていいんです。

「親から言われた思い込みを外していい」
「じゃそれだったら自分って
どんな事したいだろう」
と自分と向き合ってあげたり

「無価値観を感じたくなくて
自己防衛してたんだな。」
「でも自分が溢れちゃってもいいんだよ。
悲しさが飛び出てきてもいいんだよ。
怒りが飛び出してきてもいいだよ。」

と自分の縛りを1つずつ外してみて下さい。

「頑張らなきゃいけない」と思ってた人は
「別に頑張らなくてもいいよ。
もう十分頑張ってるよ」
と自分に言ってあげたり

「いい大人になって人に甘えたり頼るのって恥ずかしい」
と思ってる人は
「別に頼ってもいいんだよ」
と理性を一旦横に置いてあげて

「本当は助けて欲しかったな」
「誰かに頼りたかったな」
と自分の本当の感情に
目を向けてあげる事が大切なんです。

「怒っちゃいけない」
「怒ることは悪いことなんだ」
っていう人は

怒ってみていいんです。
人に向かって怒るのは怖いと思いますが
自分だけで「もうなんなのあの人!!」とか
「もうありえないんだけど!!」
という様に感情を外に出していいんです。

出してみると本当にスッキリしますよ。

自分の内側に閉じ込めていると、
「こんな感情を持ってはいけない」
と勘違いしてしまうので、
ありのままを出力することが大事です。

怒りでも悲しみでも嬉しさでも
きちんと表現してあげる事が大事になります。

その練習として最適なのが、
声に出してみるとかですね。
1人の時に誰にも聞かれない場所であれば
自分の内側の声も出しやすいかと思います。

また、紙に書いてみる事もおすすめです。
書く事自体がストレス発散にも繋がり、
更には自分を客観的に観察でき自己理解も深まります。

私個人的には紙に書き出す方法を一番活用しています。

それこそ紙に書いたり、
声に出すほど自分の感情を感じれないという方には

LINEで自分1人のグループラインを作り
そこに自分の感情に近い
スタンプを押してあげるという方法を
やって頂きたいです。

今まで抑圧して防衛して
隠してた感情っていうものを、
理性を一旦横に置いて
自分しかいない空間で表現してあげて下さい。

それが慣れてくると、
他人の前でも出せるようになり
他人に伝えるようになっていきます。

感情を抑圧してると
「何のために生きてるのか分からない」
「自分の人生って何なんだろう」
と悩んでしまうので、
自分の感情にしっかり
向き合ってあげる事が大切です。

本当の自分の感情と向き合えるとあ
「自分って本当はこういうこと好きだよね」
「これをやったら自分は喜ぶんじゃないのかな」
と自分で自分を幸せにできるようになるので、
少しずつでも実践していただければと思います。

・最後に

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