サービス担当者会議と福祉用具専門相談員~葛藤~
皆さん、お疲れ様です。
ちょっと、珈琲ブレイク。
この介護業界にいると、必ず開催されることと言えば、「サービス担当者会議」ですよね。
サー担、担会とか、人によって呼び名は違いますよね。
私は、サー担若しくは、担当者会議かな。
これまで、何百回と参加をしてきましたが、福祉用具専門相談員としての共通で思うことと言えば、
①意見を求められるのは、基本的には一番最後だ。
②最後だけど、レンタルが杖一本だけとかならば、直ぐ発言が終わる。
ですよねー。
これは、私の体験ではないのですが、あまりにも、
「福祉用具専門相談員を何と思ってるねーん!」
ってお話を昔聞いたことを思い出したので、少し書きます。
※
一時間程度の担当者会議で、福祉用具専門相談員として参加していたその人は、やはり、序盤には他の職種の話から始まったそうだ。
ま、これは慣れている。
30分経ち、
45分経ち、
60分経ち、
ケアマネジャーが、ようやく福祉用具専門相談員のその人に話しかけた。
「ようやく、福祉用具の話が出来るぞ!」
……。
「福祉用具の〇〇さんは、唐揚げの揚げ具合って、どんな色になってるのが好きー?」
その福祉用具専門相談員も、意表を突くその質問に、
「あっ、あ…キツネ色…ですかね?!」
と、ありきたりな回答を言ってしまった。
ケアマネジャーは、
「やっぱりそうよねー!」
と、言っていたそうだ。
福祉用具専門相談員は、その、不本意な、ありきたりな回答を最後に、福祉用具専門相談員としての発言をすることなく、その担当者会議は終わったそうだ。
ケアマネジャーの力量というのは、何をいうのだろうか。
考えさせられる話だった。
多分、この話は一生忘れないだろう。
by inochi
「関西発!inochiの即使える福祉用具・住宅改修目線!」
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【inochi プロフィール】
これまでの、福祉用具、住宅改修の実績は3000件を超える。
【資格】
二級建築士/福祉用具専門相談員/福祉住環境コーディネーター二級/ホームヘルパー二級/神戸市キャラバンメイト/既存住宅状況調査技術者
〇執筆実績
■日総研出版
「訪問介護サービス」、「達人ケアマネ」にて、福祉用具・住宅改修の「福祉用具のQ&A」を2年半執筆連載。
■日本医療企画
「介護ビジョン」にて、現在執筆連載中
〇講師実績
福祉用具専門相談員指定講習会主任講師
介護職員初任者研修
認知症サポーター養成講座(地域住民・NPO・企業・介護施設など)
〇施設向け研修
「明日から使える!福祉用具の使い方」
「知っているようで知らない福祉用具活用法」
「どこにも載っていない、手すりの取り付け方と考え方!」
など