『コードギアス』なキャストが随所に散りばめられた、何度もリセマラ(リセットマラソン)を繰り返して紡ぎ出された優しい『コードギアス』アフターな世界、って説明が一番納得行くのが『聖女の魔力は万能です』ではあるんですけど。
ってことで、初出は2021年の第2クール(春)
だっけ。続編制作も発表された作品に関して
つらつら語ろうとするわけですが。
『聖女の魔力は万能です』
監督●井畑翔太
シリーズ構成●渡航
音楽制作●ランティス
アニメーション制作●ディオメディア
製作●「聖女の魔力は万能です」製作委員会
音響監督■立石弥生/
音響制作■ビットグルーヴプロモーション
キャスティングマネージャー■福井詔雄/
音響制作担当■濱亮平
録音スタジオ■サウンドインスタジオ
キャスト
セイ(小鳥遊 聖)◆石川由依{mitt manegement}
ヨハン・ヴァルデック◆江口拓也[81]
エアハルト◆梅原裕一郎[アーツ]
ユーリ・ドレヴェス◆小林裕介[ゆーりん]
ジュード◆八代拓(VIMS)
アイラ(御園愛良)◆市ノ瀬加那[∑7e]
カイル・スランタニア◆福山潤[FLAG SHIP]
ニコル・アードラー◆高野麻里佳[青二]
基本的な条項としてはこれくらい認識
しておけば充分かなと。
個人的に「記録抹殺刑」にしているキャスト
が書かれていないのは仕様ですし、以前の
掲示板に書いていた事項の一部も「記録抹殺刑」
にする箇所はあるかと。
で、まず整頓しておくべき事項がここに
あるのか。
音楽制作●ランティス
ってところに。
ランティスは優秀なときは優秀なアーティ
ストをジャストで用意も出来るところですが、
外すときのリスクもまた多大なところ。
個人的には1クール目のOPEDが完璧
だったので、最初はスイスイ見られたけれど、
2クール目のOPEDが大ハズレで、次第に
本編見るのも億劫になって流したまま終了した
『火ノ丸相撲』という実例があるので、
自ずと警戒する。
逆にいっそOPEDがどっちもトッパズレて
いるならしっかり本編だけをじっくり集中して
楽しむ、と割り切れるのはランティスが関わ
っているとき。
こっちの実例はやはり『サクラクエスト』
とかこの『聖女の魔力は万能です』となる
次第なのですが。
なのでこの項においては音響については
褒めるところが多いですけどランティス的な
音楽面で言及するところは一つもありません。
といふところをひとまず踏まえたところで
開始当初の評価をここでの個人的なnote
基準に照らし合わせてリライトするとおよそ
こうなる。
でもこれだけ気持ちの良い世界観繰り出して
きたのに、お相手がこないだ「ハロドリ」の
ナレーションも降板したスキャンダル〇〇で、
ラス前あたりに案の定アイム△□が大暴れ
なさるのはあんまりだ、って一面も確かに
あるのですが。
(そのあたりのお約束模様は大体7話の
銀山温泉回でおおよそのストーリーラインが
崩壊に至った「ガーリッシュナンバー」の
血筋ならでは、でもあるの)
それでも観ててホッとする本編は、『コード
ギアス』なキャストが随所に散りばめられた、
何度もリセマラ(リセットマラソン)を繰り
返して紡ぎ出された優しい世界。
一ヶ月後にはこうも書いている。
クマを消そうとしたらヒールになって、セルフ
でレーシックしたから眼鏡外しちゃった、
ってのがまず惜しいあたりで。まあここで
「夢見る少女」になったから、その後の展開が
「ああ・・・」になるわけですが。
ま、根本的にはモノローグも『ガーリッシュ
ナンバー』式で、かつそこは(胸糞要素少なめ
なので)心地良いのですけど。
そのアホ王子をガンダム作品には出られるけど
絶対にガンダムには乗れない呪いがかかっていた
のでルル山な◆福山潤[FLAG SHIP]が担うから
こそこの作品の絶妙な面白さになっているわけ
ですけどね。
その後レポートしたのは二ヶ月後。
典型的なイヤーボーンが観られるのは8話
ですね。初期伏線のエピソードが一段落する
のは9話くらいかと思いますが、それ以上の
ネタを割らない程度で。
基本的にはこの時期の殺伐としたクール
の中で、結構なオアシス的アニメだったのは
確か。即本編から観るのにも適してたアニメ
でもあったかと(大概ポーションか料理
作ってる異世界でも多分に一般的庶民な
ハナシだし)。
その上で作品内パラメータを見せなかったり、
随所でオリジナル制作をしてたディオメディア
組の良改変と、お話を整頓して見せる技術が
卓越していて、するする見られたことが
非常に大きかったなと。
そんな作品の続編制作に関しては、
既に映像もティザーが上がっているようで。
ま、基本的にはこうしたとぼけたテイストの
丁々発止が一番見ててホッとする作品かなと。