「カネボウの逆をやればいい」ってクラシエには至言が出てるのに今更「社名をカネボウに戻せ」なんて妄言が交わされるだなんてね。さ、ここはありあわせのネタを組み合わせてサッと一品、ってところでしょうか。材料は食べやすいように切り揃えて。
ではまくらは幾つかこさえてたのがあるので、
そこから一つ。
これもアリガーがサッサと草葉の陰に逝ったので
時々しっかり「顔だけ」でしか採らなかったフジの
若手アナの黒歴史をなぞるように蒸し返される
「お伽噺」の一種ですが、話を説明していたのは
上岡龍太郎でしたね。
(それに恥の上塗りをオーバーで重ねる有賀さつきが
どう考えても勇み足にして完全に露悪過ぎたもので。
残念なアナウンサーだった、と語ってやる迄が供養かと。
南無)
この命題については、先人の叡智が正しい答えを
既に導き出している。
まさしくしてそれが真実かと。
まだビデオグラムを録るのが微妙な時期ですので、
(録画するにしても土曜正午前後の番組をチェック
するにはオンエア業態が定まってないので、エア
チェックするのが極めて困難)
証拠検証VTRを観たのは放映当時よりも後の
番組で流れた1991年の
「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」
だったとは思いますが。
まあこのままの流れでテレビ番組感想文と参りますか。
新聞のSCRAP作業は夕刊二誌を仕分いたけれど、
津村記久子のおかたしコラム以外で
特段意見を持って書きたい項目もなく、なので。
縮刷版ですが「カネボウの逆をやればいい」が
至言として出たクラシエの「カンブリア宮殿」。
上のつべで「カネボウに戻せ」という粗暴極まり
ない戯れ言が出てますが、それは「カネカ」の
ように地獄へ落ちていく人々の「人間失格」に
他ならないの、で。
大概人は「3年2ヶ月の過酷な一人旅」な
ユニコーンの「大迷惑」のテーゼに耐えられない。
~カネカ騒動とその後の「真景カネカヶ淵」な
カネカに基づく「大迷惑」。|torov|note
つべの部分で言われていた通り、カネボウの化粧品
事業は「花王」に売却されたと。
「花王」がプレステージブランドとして「Kanebo」を使用する以上、そんな逆行はまず
もってありえないのは考えて話を追ってみればすぐ
にでもわかること。
クラシエHD自体は「Hoyu」のCMで有名な
朋友HDの完全子会社って形で生き残っていると。
で、余り物とも称された
「食品事業」クラシエフーズ株式会社
「薬品事業」クラシエ薬品株式会社
「日用品事業」クラシエホームプロダクツ販売株式会社
の3業種をひっくるめてクラシエHDとして
再出発してからの風雲録をちゃんと纏めている
のは、番組としてもなかなか見応えがあった。
クラシエフーズの主力といえばFRISKやこの
甘栗むいちゃいました。
そしてねるねるねるねから進展した知育菓子の
シリーズが中心。
最近はユーザーの声を聞いてねるねるねるねと
一緒に薬を飲む人がいる、ってことからおくすり
のめたね、な新商品も出たばかり。
「ねるねるねるね」で苦い薬を克服!
クラシエが「薬専用」を実際に商品化
きっかけは「医師も使っていた」ITmedia ビジネスオンライン
メントスやチュパチャプスも継続してるし、まだ
キャンディの「ふわりんか」も残ってはいるんだ。
アイスは主にマルチパックのヨーロピアンシュガー
コーンが健在と。
薬品事業ではツムラと共に漢方に強く(だから
逆に最近は葛根湯が買いにくいのか)、まだかつて
のコッコアポなんてまだ残っているのか、って驚き
もある。
再生努力してきた企業(やっと「普通の会社」に
立ち戻りつつあるクラシエ)に「しるし」という
継続性を持たせる箇条書きがあるのはなんか、
納得がいく。
特に印象的なのは3.か。
上司の、ネタは「顔色ばかり伺う奴隷になるな」
が真意で、むしろ後段の「いちばん厳しい生活者
の目を持つ」が大切なのかと。
ちょっと十二國記の「伏礼を廃す」な思想に
近いのかもしれません。
(まあこれは十二國記のカタルシスがある大きな
ネタバレの部分なので、気にされる方は見ない
方がいいかと。ただすごくカネボウ→クラシエな
状況や境遇は似てもいるよね)
「カネボウの逆をやればいい」ってクラシエには
至言が出てるのに今更「社名をカネボウに戻せ」
なんて妄言が交わされるだなんてね、でした。