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「ビクターの音楽性とは」一言で言うと「華と個性と色物」。

まあ細かく言えば、ビクター犬のロゴも懐かしい
ビクター音産(ビクター音楽産業)からJVCケンウッド・
ビクターエンタテインメントまでの流れと、ビクター犬に
菅野よう子が纏わせた「飛ぶ」のイメージが付加されて
2007年から独自レーベルになっている「フライングドッグ」
の総体的イメージ、とはなるのですが。

https://www.kkbox.com/jp/ja/column/interviews-0-270-1.html

https://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/company.html

https://www.jvcmusic.co.jp/company/profile.html

(あと以前やらかしてたゲーム事業の方はパック・イン・
ビデオと一緒になってビクターインタラクティブになった
後2003年に合併合祀されてマーベラス方面に抜けてしまう、
なんて話は以前別口でやったような。なのでここでは
そこまでは触れて以下割愛と)

では、本筋のビクターの音楽性とは」一言で言うと
「華と個性と色物」である。をリライトしてみますか。

特にはじめから「色物の効用」を熟知しているのがビクター
最大の特徴ではあると。

だからアニメ以外で並べるとピンクレディー、岩崎宏美、
小泉今日子になるわけであり(ちなみにこの計4人は
「スター誕生!」で札が上げられてビクター音産から
レコードデビューした人達)、ニューミュージックだと
サザンオールスターズ、ジャニーズだとSMAPが該当
すると。

https://www.uta-net.com/movie/4087/

https://www.ntv.co.jp/akuyu/

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A2%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E3%80%8C%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%80%8D%E3%81%A8%E6%AD%8C%E8%AC%A1%E6%9B%B2%E9%BB%84%E9%87%91%E3%81%AE70%E5%B9%B4%E4%BB%A3-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%98%BF%E4%B9%85-%E6%82%A0/dp/416732105X/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=

(そのルートで真っ直ぐアニメの主題歌を歌ったのは、
益田宏美名義時代の「愛を+ワン」かな。『ママは小学4年生』
のOPでOPコンテは富野由悠季。ピンクレディーのMIEは
アニメタルレディー時代に声優の田中理恵を発掘、当初はまんま
松田聖子路線だった小泉今日子は吉本ばりのメイクやスタイ
リストなどを巻き込んだショートカットアイドル戦略でいち
早く独自の路線を歩けたのもまたビクター音産の「変わり身の
早さ」が素地としてあってこそ、なのかと)

で、アニメで行けばこの「色物」要素を熟知していたから
斉藤千和でさえ
「ココロ図書館→ケロロ軍曹→ネコミミモード」
と進化していくので、電波ソングに関する受容性も高かったの
は当然、となるわけ。

「ちわっちわっちわー」は昔(初主役の)『ココロ図書館』の
こころん(こころ)がお気に入りでもあったので、そこから
シームレスに『ケロロ軍曹』や「ネコミミモード」(OP
改編のセトリばかり上がって来る月詠)や「恥ずかしいセリフ
禁止!」(ARIA)や「エムサスタイルの横柄な司会」も
楽しめるようになったのですが(ただ等身の低い子こそ無双
できるけどそろそろ中学・高校生の声を斎藤千和がやるのは
当人の資質・性格共に限界が来ているような)。
→当然のようにして、無理でした、ではあるのだけど。


ビクターエンターテインメントは「M-serve(エムサーブ)」
って情報誌を出してた頃が一番のピークで(ネットに一時期
流れていた斉藤千和ナビゲートの「エムサスタイル」はその
名残、となる)、まあたびたび横柄にもなるやさぐれ情報
番組としても定評がありました。
 ひところは資金が尽きかけて、結果的に本来やる筈だった
『コードギアス』はALI PROJECTがEDに返り咲くまで、
かなり無理をしていたんでしたっけ。

あとは『タイムボカン』シリーズと『マクロス』シリーズが
長くアニメではビクターの主力だったことも大きかった。
 前者はワーナーが仕切っていた『タイムボカン』を除いて
主に『ヤッターマン』から『きらめきマン』までを担当したが、
こちらはソニーに持って行かれると。

 特に後者で言うと羽田健太郎(ハネケン)などを喪っても、
菅野よう子を引き入れることに成功したのが大きく、彼女が
繰り出すコンセプトと「色物」もこなせるその自在さが現在の
「フライングドッグ(飛ぶ犬)」に進化したビクターの音楽性
のベースにちゃんと存在しているのかと。
(ただワルキューレだけは突出したけど、『マクロスΔ』の
シナリオ崩壊はなあ。やっぱり河森監督の賞味期限は1クールが
限界なんだろうなと)

https://m.youtube.com/watch?v=f_GvJlRohOI

https://m.youtube.com/watch?v=-8fme_JhnN0

ビクターの個性を継続的に活かして、「音楽に独自の個性を
持っていないとグタグダに崩壊しがち」な松竹映画に膾炙させた
のは、ニューミュージックをあくまで貫いた『たまゆら』シリーズ
に一日の長があるかなと。

ユーミンはカバー(A HAPPY NEW YEAR)と新曲(おかえりなさい)。
大江千里はサトジュンとPDを号泣させたと云う新曲ED
(神様のいたずら)。中島愛と清浦夏美が佳曲を連発し、
大貫妙子と尾崎亜美も新曲を書き下ろしているあたりがやはり
豪華にして一貫してはるなと。


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