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アオイちゃんこと悠木碧の生き様と境地、演じてきた役柄に関しての鑑賞法のいくつか。

ではトリの2連弾企画。こちらはこちらで単独で読めますが、
根本的には前日書いた「花澤香菜編」と対にはなります。

カナちゃんこと花澤香菜(ざーさん)のうたとキャラソン
鑑賞法のあれこれ。|torov|note

子役の異端児を片っ端から獲っていったことで、ある種の
声優養成所にすらなっていた「さんま大先生」シリーズ。
とりわけアオイちゃんは毒舌が激しい方だったのですが。

まあそれがどうしたルートを経て、現在のオタオタした
課金娘に、はたまた「せいゆうろうどくかい」のような
クリエイティブさに満ちているのかについて、つらつら
私なりに語ってみようかと。

アフレコの実質デビュー作の時はまだ八武崎碧名義だった
んだっけ。珍しく主題歌を一青窈が担当していた『愛して
るぜベイベ』。EDが名曲「年年歳歳」でした。

悠木碧のイメージを明確に植え付けてくれたのはやはり
雨宮塔子のダンナだった青木氏が監修をバッチリやってた
『夢色パティシエール』の天野いちご役。

 当時の印象としてはこれが一番まとまっているか。

 悠木碧さんは硬軟取り混ぜてフレキシブルに声を使い分けられる印象だけど、基本的には声の抑揚に起承転結がちゃんとあって、中でもトメとハネが丁度いい長さでまとまってる感じ

ちょっと書けそうな話題が続くので(その1)

なお、この項ではこの時期「あおいちゃん」と「カナちゃん」
は「ゆとりちゃん」の時に2人で「ゆとりちゃんねる、」なる
ラジオ番組もやってた、とも記しているようで。

この後の作品で前回と重複してるところで言うと、まあ
『神のみ』のカバーアルバムでやった悠木碧版の「プラチナ」
もなかなかこれはこれでいいんだけど。



で、前回で触れるよとは予告していた「がをられ」主題歌。

悠木碧のOP「クピドゥレビュー」がホント癖になるけど、
これは曲のジャンルセレクトとアレンジの勝利でしょう。
「今期一番脳が解けるOP」とか言われてるようだけど、
チャールトン気味なメロディをテンポを上げてほぼ2拍子
なスカ仕立てにすることによって「不吉短命」なチャール
トンなメロや一見キャッチーぽいけど、扱いマズいと作品
にまで悪影響を及ぼす藤林聖子の詞も「七難隠す」形に
なって、不思議とフラグが立っちゃうほどの「フレンチスカ」
ってジャンルに到達しているのが素晴らしい。

2014-04-23

この間にも多数絶えずしてレギュラーのあった悠木碧ですけど
印象が強かったのは『ハクメイとミコチ』の歌姫コンジュか。

世界観に考え抜かれた効果的なフライングドッグの的確な
音楽(EDと特別挿入の特殊EDが特にインパクト強い)、
そして適切に配置されたキャスティング。ラス話で出て来た
よしこさん(緑尾老(リョクビロウ)◆榊原良子[フリー])
やその前の夜汽車の話で「揚げヤマイモ」食べてたハリネズミ
◆清川元夢[俳協]などを含め若手からベテランまでの声優の
配置が絶妙でかつ適切。まあそれを束ねるシリーズ構成・
吉田玲子があってこその安定感がある角川ファンタジーに
仕上がっていたなと。

 ハクメイ役の「りっさん」こと◆松田利冴(アイム)は
鈴木このみがグランプリで勝った頃、(松田颯水[アーツ]と
松田利冴(アイム))姉妹で関西予選では(鈴木このみと同組で
一位通過していた)勝ってた全日本アニソングランプリに
出ていた頃が第一印象で、デビューが「電波教師」だった頃
からは暫(しば)し観ていなかったのだけれど、アイカツ組
(こっちは大空あかり)からしっかり成長したミコチ
◆下地紫野[青二]とのコンビネーションも卓越していて、
1クール飽きずに楽しむことが出来ました。

(ま、個人的には歌姫のコンジュ◆悠木碧(プロ・フィット)
が絡んできた話の方が(悠木碧が「あっぱれさんま先生」の
アオイちゃんの頃から好みだったこともあり)やっぱりこんな
感じのゆるゆるとした声優達のセッションはいいなあ、と思ったり)

大変返事・返答が遅れてしまい済みませんでした(2018.04)

御時世直後は「せいゆうろうどくかい」立ち上げ。
その頃はまだ掲示板機能が残されていた「かーずSP」さんの
トコにはこうコメントしてたことも。

ひとまず今日は軽く一つだけ。

>★豪華な布陣……! 声優の悠木碧が絵本朗読を無料公開、
>BGMは小岩井ことり担当

そういえば以前こちらで紹介してた、『基礎英語』テキスト
の名物連載

(>★NHK基礎英語が異世界転生ラノベに!? 「女子中学生が
ドラゴンから王子を救う」って2019年4月7日の記事だった
ヤツかな)が単行本化した際に日本語音声担当したのが
悠木碧なんでしたっけ。

中学3年間の英語が中2病フレーズなら1週間で学べるなんて
わたしは信じない
http://news.nhk-book.co.jp/archives/10873

てぶくろを買いには少しだけ聴いたけど「流石はプロの犯行」
ってレベルで安心して聴けるコンテンツになってはりました。

御時世より後からプロ・フィット時代の総決算にもなった
のはやはり『スライム倒して300年』ですかね。セールスと
フォーマットは日本コロムビアが行い、キャストをある程度
固めれば、なりに安定した深夜アニメが作られる、って
図式をある程度画定させたアニメでもあるなと。

アズサ(アズサ・アイザワ)◆悠木碧(プロ・フィット)
二つ名は「高原の魔女」。見かけは17歳だけだったはずなのに、
1話にメガーメガ◆井上喜久子[オフィスアネモネ]がいたことから、
年齢の数え方も「17歳教」に殉じることに。

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました】
第1話 感想まとめ 塵も積もればレベルMAX

256. アニメ好き名無しさん2021年04月11日 19:49ID:R6HWGdUK0
キャスト発表された時、中の人がツイッターで「初めて食事に
困らない異世界転生が出来る」と呟いてて、笑った記憶が。

332. アニメ好き名無しさん2021年04月12日 12:48ID:FnAGEI8v0
原作で「17歳くらい」だったのがアニメで「17歳」になった件
ガンガンオンラインのレポート漫画(4/12UP)みてきたら
「17歳くらい」と台本にも書かれてたところを
喜久子さんが「17歳」と言い切りのNG。

でもそれが採用されたと書かれてた
17歳教教祖おそるべし…

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました】
第1話 感想まとめ 塵も積もればレベルMAX

まあ作品は概ねゆるふわベースとトラブルメイカーが織りなす
概ね平和なストーリーでゆるゆる観られたものですが。

音響監督■本山 哲/音響制作■スタジオマウス
キャスティングマネージャー■泊一平
音楽■井内啓二/音楽制作■日本コロムビア
音響効果■中原隆太/録音調整■村山懸杜/音響制作担当■西山寛基
録音スタジオ■STUDIO MAUSU、プロセンスタジオ
アズサ(アズサ・アイザワ)◆悠木碧(プロ・フィット(当時))
ライカ◆本渡楓(アイム)

フォルファ◆千本木彩花(アイム)
シャルシャ◆田中美海[81]

ハルカラ◆原田彩楓[クレアボイス→フリー→VF(ヴイ・フォーク.
2020-)]
ロザリー◆杉山里穂[ゆーりん(2013-2018)→マウス(2018-)]
フラットルテ◆和氣あず未[俳協]

ベルゼブブ◆沼倉愛美[アーツ]
ペコラ(プロヴァト・ペコラ・アリエース)◆田村ゆかり[アーツ]
→(アイム(2007-2016))→(アミュレート(2016.08-))

メガーメガ◆井上喜久子[オフィスアネモネ]
エフェクトボイス◆中村桜[マウス]

どんどんキャラが増えていっても無問題(モーマンタイ)な
あたりなのは、ちゃんとキャスティングコントロールが成されて
いるのも大きいのかなと。

「積み残してや」と2021年第2クール(春)アニメ傍見(2021.05)


今年(2022年から)青二に移籍した悠木碧の名詞代わりは
やはり『平家物語』で高野文子キャラデザのいかにもなびわ役。
一応noteの記事にもしてはいますが。

「最終回のストーリーは初めから決まってたとしても 今だけは
ここにあるよ」アニメ『平家物語』と2022年大河ドラマ(三谷幸喜
は監督ではなく脚本)「鎌倉殿の13人」|torov|note

羊文学「光るとき」

一応消された掲示板では別口でこうも書いていました。

 まあ現時点での見解としては狂言廻しのびわ◆悠木碧(プロ・
フィット→2022.01から青二に移籍)がほぼ年格好を取らないのは、
かつてキャラクター原案の高野文子が描いた「田辺のつる」を
ある程度踏襲している、と観るのが正鵠なのかなと(「田辺のつる」
はおばあちゃんを幼女の姿で表現したある意味衝撃のあった高野文子
の珠玉の短編の一つ)。琵琶弾きとして無双をかます時以外では
幼女的容姿であえて通すところに悠木碧の実力とまたそれに仮託する
人々の想いがちゃんと重なっているあたりがアニメの表現としても
邪魔になっておらず逆に物語(+背景・劇伴)に圧倒される作品かと。

このクールも中盤戦で折り返し点が見えてきたあたりですが(2022.01)

【平家物語】第9話 感想 美麗な若武者

第9話「平家流るる」

あかり「おいしー」
月「ねえ」
浅葱の方「もう行くの?」
びわ『平家の行く末を、見届けようと思う』
あかり「もらいっ」
月「あっちょっと…あかり」
びわ『見届けて…祈りを込めて、琵琶を弾く。びわにもできることが
見つかった』

【平家物語】第9話 感想 美麗な若武者

浅葱の方もまた因業にも◆大原さやか[俳協]でしたっけ。
 この頃の覚悟と据わり方の演技派流石に悠木碧ここにあり、で。


 で、最近は例によって『異世界おじさん』に至ると。
 ま、12話の源流ネタはこれなんですね。

キャスト
おじさん◆子安武人[T'sF]
たかふみ◆福山潤[BLACK SHIP]
藤宮◆小松未可子{ヒラタ・オフィス}
エルフ◆戸松遥(ミュージックレイン)
メイベル◆悠木碧(プロ・フィット)→[青二(2022.01.01-)]

アリシア◆豊崎愛生(ミュージックレイン)

第5話「そういや俺、「暗殺」されかけたことあるな」

418. アニメ好き名無しさん
2022年08月19日 13:37
メイベルは、個人的に山井さんとかやってる「日高里菜」だと
思ってたけど、今回の見て、「悠木碧」でいいやと思った。

さすが、宮野に「碧ちゃんは、あれなの 闇が深いの?」と
言われる「悠木碧」だぜ
441. アニメ好き名無しさん
2022年08月19日 14:55
>>418
それは「自分を支えている物は課金」とか「課金は食事と
同じ」とか名言を放つせいでは…

さ、纏め的にはこれも「かーずSP」さんにコメントしてた
ヤツの部分だけど、元記事あるかな。
 要諦だけは記してあったから、そこまで行かなくてもなんとか
文意は読めるかな、とは思うんだけど。

≫★悠木碧「実力主義の声優に自由を感じた」子役からの転身と
≫“好き”を指針とした仕事論【インタビュー】

アニメアニメのインタビュー。まあ昔のあおいちゃん時代の
ようつべを眺めつつ主役としての力量は「夢色パティシエール」の
いちごちゃんで十分に感じていて、petit miladyの方は続くけど
ビクター(飛ぶ犬)のソロは続かないだろうなあ、でもオタク気質は
あるから、ちゃんとクリエイティブなベクトルに行けばいい、と思って
いたのでこの流れ(プロジェクトの原作担当)は納得のインタビュー。

【「私は私の得意なことしかできない、とても不器用な人間です。
でも、世の中にはきっと、得意だけれども好きではない仕事で
頑張っている人もたくさんいて、それは私にはできないことだったり
もします。だから、働くみんなが同志だし、それぞれのパートを
頑張ってくれてありがとう、と心の底から思っています」】

 要諦はここのコメントに詰まっているのかなと。

まあ企画モノのまとめとしてはこんなあたりでしょうか。
では一応締めでもう一本記事は挙げる予定ですけど、ひとまずは
このあたりで。

 最後までお読み頂きありがとうございました。

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