『全ての人に好かれるなんて不可能』を貫いて突き進んでいるドムドムに対する郷愁と、『ドムドムの逆襲』。3年ぶりに紀伊國屋書店札幌本店の2階に出向いて、棚差しの本を掘り出してきたのは、これでした、というまでの理由。
多分その本を買ったのは今のタブレット端末を買いに
行った日と同じで、この写真を撮った日も多分同じ日。
珍しく気合いを入れて「紀伊國屋書店 札幌本店」の
2Fにある棚差しの一冊しか在庫がなかった本を購入したの
は、おそらく7月のアタマにこの本を読了しているから
ほぼ間違いなくこの日に買ったのかと。
まあ、ありていにいえばこの本です。
9784478113523
という通り、『激レアさんを連れて来た。』にも出演し、
その上で違うオードリーの派生番組(特番)にも開発の社員
を送り込んだ藤崎忍さんの本は読みたかったので購入して
みて読了したと。
まあまず大まかな話をするなら「ら」スレにあたれ、って
ことで。このあたりから引いてみる。
移籍・レンタル・戦力外「ら」スレPart1403
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/soccer/1260458019/
ま、ウェンディーズのなんばの店で蟄居に遭って、
それからなんば駅の外には出たことのない人生、という
トラウマしかないわけですが(その後日本からも撤退)。
ダイエー傘下でマクドナルドと提携するはずが破綻して
独自に立ち上げたのがはじまり。なので初期はやる気の
ないメニューも多かったが、ダイエー傘下であるなりに
浸透していったのがドムドムバーガーだったかと。
それと結果的に引き受けたのが東日本側だったので、
現在もわずかに残存している西日本のドムドムは大概
ボロボロです。
こと北海道に限るとダイエーは地元スーパーや国鉄
(のちにJR)を中心に発展して逆流して衰退したので
まず独自の建物を建ててたところから潰れ(駅前の大麻
とか)、次にインショップのダイエーに附随していた
ところから潰れていって(琴似とか新札幌とか)、最後
はJR生鮮市場の店舗内にあった鉄東のドムドムが潰れて
消滅したと。
(ダイエーにも甲斐性がないがそれ以上にJR北海道が
一般大衆相手に対してのサービスを軽視し続けた結果から
イチ早い衰退を招いた、という推移を追跡するだけでも
一考察に値する)
なので未だに壊れないからダイエー時代のマスコットが
記されてるマグカップでドリンクは飲んでいるし、
ロードバイク乗ってた前後は鉄東中心に、新さっぽろや
琴似のドムドムも希少価値になるだろうな、と思って
通ってたこともあった。
神戸に久々泊まって旅行していた時もプランの一つに
神戸で唯一残るドムドムへ行くプランも考えていた
くらいの郷愁はあると。
オードリーの派生番組でもダイエーグループ離脱から
瞬く間に店舗数が激減した頃の衰退局面の一端は、
こちらのアニメにも間接的に現れている。
(派生番組は『激セマ年表を見てみませんか?』かな。第一弾は
上島竜兵が死ぬ前のダチョウ倶楽部のギャグ年表とドムドム
ハンバーガーの年表だったヤツ)
【女子高生の無駄づかい】第6話 感想 まともな感性を全て奪われた不登校の姉 : あにこ便
第6話「まじょ」
ダイエー小平店は1979年5月に開店。売場面積は9,197㎡で、
建物はダイエーが所有する。建物名は「小平ビル」。
今回の改装後も運営会社はダイエーのままであるが、
(2019年)10月4日からは「ダイエー」の屋号は使用され
ないとみられる。
でもイオンフードコート内と捻じ曲げられてもなんとか
ここは小平店として生き残ることが出来たんだねえ。
ま、アニメ版が実写版よりも優れている理由として
「さいのたまよりもより西多摩感」が出てる点で、ある意味
採録されることが少ない「土地の記憶」をこのアニメ版が
多分に採録していることにも意義がある。
(この高校が所在する位置とか、白い電車の西武(国分寺)線
の描写とかは秀逸。この6話の行動半径の緻密さもまたすごく
西多摩感が出ててすごくいい。最後「マジョ」が奮発して観に
行く映画館がボックス席のある新所沢パークであるあたりとか)
九条 翡翠(くじょう ひすい)◆M・A・O{イエローキャブNEXT}
(市道真央、声優名義の時はM・A・O)
まあこの話における痺れるポイントはここですが。
鷺宮 しおり(さぎのみや しおり)◆豊崎愛生(ミュージックレイン)
ニックネームは「ロボ」。
現代の流れに完全に棹さすくらい姓名はハッキリつけられて
いるのに、結局みんなアニメ視聴後覚えているのはアダ名だけ、
というのがこの作品の稀有な特徴ですが。
を踏まえた上で、話は藤崎忍『ドムドムの逆襲』に戻ると。
ドムドム側のインフォメーションがこちらにしか残っていないのは
確かに致命傷ではあるんですが、たろそく住人の見立てもまた
ひどく軽率かつ甘くて、ドムドム側としてはチャレンジだった、
ってことを藤崎さんの本では記していると。
ようやく2020年に黒字化を果たしたドムドム。これを成功させた
のも手腕と力量の賜物ですが、そのあたりのネット公開分は
ここにあるのか。
イベント参加やアパレルとのコラボは
ファンの愛を感じ取れる実験室
藤﨑 忍
あとはラジオでの発言をネット的にこちらでまとめてはりますね。
まあ花やしき店などを震源地にしつつ、独自の道を歩みつつある
ドムドムバーガーを地方ユーザーは生暖かく見守ることくらいしか
できないわけですが。
ファストフード各社が月見バーガーで戦争をする中、ドムドム
バーガーはでかい鶏排を挟んでおかしくなってた「こういう所好き」
ドムドム新業態「ドムドムハンバーガーPLUS」
ニコニコとアパレル的に組んだのも、元々アパレルやってた
(109のインショップを藤崎社長が廻していた経験談も当然
本に書かれています)経験と挑戦のなせる業と。
まだまだどう推移するかはわからないけど、絶望する前に
ようやく希望が来ているくらいですが、ドムドムバーガーを
地方ユーザーとしては生暖かく見守ることになるのかなあ
と思う次第、ということで。
ドムドムに対する郷愁と、『ドムドムの逆襲』。を途中
【女子高生の無駄づかい】を交えながら構成してみました。