「バラモンよ、実に女性は、男性を求め、装飾品、化粧品のことを考え、子供を拠り所にし、敵婦なきことに執著し、権力(issariya)を究竟とします。」
「男性を求め」とは、男性において、転起した意楽あることである。身を飾る物を対象としてこれを羨望する心が近づき行くことが「装飾品、化粧品のことを考え」である。他に妻が居らず、夫人が一人の家において住したいと、そのように彼女の心が執著するということが「敵婦なきことに執著し」ということである。「家庭において権力を手に入れることを完了し、達成した」と名付けられる〔状態〕にあるというのが「権力を究竟とする」ということである。)