正しい帰依による離悪趣(『クッダカパータ註』より)
Yathāha – ‘‘Yekeci buddhaṃ saraṇaṃ gatāse, na te gamissanti apāyabhūmiṃ; Pahāya mānusaṃ dehaṃ, devakāyaṃ paripūressantī’’ti. (dī. ni. 2.332; saṃ. ni. 1.37); Tatra ca ye saraṇagamanupakkilesasamucchedena saraṇaṃ gatā, te apāyaṃ na gamissanti. Itare pana saraṇagamanena na gamissantīti evaṃ gāthāya adhippāyo veditabbo.
このように言われている──。
「誰であれ、仏に帰依する人は悪趣に行くことはない;
人の身体を捨てて、天の身体を満たすであろう」と。
しかして此処では、「随煩悩を正断する帰依によって帰依をなした人、彼らは悪処に行くことはない。〔随煩悩を正断する浄信を伴った〕帰依によって、彼らは〔天界とは〕別の処に行くことはないであろう」と、このように、詩偈の意図が知られるべきである。
-----------------
参考:『長阿含経』より
時,一淨居天復作頌曰:
「諸歸依佛者, 終不墮惡趣; 捨此人中形, 受天清淨身。」
爾時,四淨居天說此偈已,世尊印可,即禮佛足,遶佛三匝,忽然不現。
(佛說長阿含第二分大會經第十五)