【12】広告のマンガ動画シナリオを書く #2
あーりーです。
YouTubeのマンガ動画のシナリオを書いています。
こちらの記事へのアクセスありがとうございます!
マガジン「シナリオライターの仕事風景」
この記事は、マガジン「シナリオライターの仕事風景」に収録済みのものとなります。
このマガジンは…
「YouTubeマンガ動画シナリオの仕事に興味があるけど、経験したことがない」「具体的にどんなことしてるの?」「どうやって書くのか知りたい」という方に向けて書いているシリーズ物です。
頭の中の動き
ぼくがシナリオを作るときに考えていること(頭の中の動き)をそのまま書いています。ありのままの等身大の作業風景として読んでいただけると嬉しいです。
広告のマンガ動画
今回も前回に続いて「広告のマンガ動画」のシナリオについて書かせていただきます。
「広告のマンガ動画」とは、よくYouTube内の広告として流れるマンガ動画のことで、ダイエットや薄毛克服、脱毛などをテーマにした商品・サービスが紹介されていたりします。
ちなみに前回の内容はこちらです。
今回は全体の流れについて
今回は「広告のマンガ動画」のシナリオを書くときの「全体の流れ」について、要点をキュッとまとめて書きますね。
それでは、はじめます!
コンプレックスの克服
まず、そもそもの前提なのですが…
「広告のマンガ動画」は、視聴者さまのコンプレックスの解消を意識して書くようにしています。
シナリオの流れ
シナリオの流れにはいろいろなパターンがあるのかもしれませんが、ぼくは以下を基本として考えています。
以上が基本的な流れです。
シナリオで紹介する商品・サービスによって、多少変わって来るかもしれませんが、大枠はだいたいこんなふうに捉えています。
では、各項目を一つひとつ見ていきますね!
1.主人公がコンプレックスを感じる
まず冒頭…
主人公にとってイヤな出来事、ショックな出来事、屈辱的な出来事が起こるようにします。コンプレックス(肥満、薄毛、体臭など)のせいでバカにされたり、捨てられたり、理不尽な扱いを受けたり…。
これで主人公は、もっと痩せたいとか、毛深いのを直したいとか、薄毛を克服したいとか、体臭をどうにかしたいと、切実に願うようになります。
このとき、冒頭のインパクトにはとくに注意を払います。最初の数秒でスキップされてしまうと、その後の動画が見てもらえないので、続きが見たいと思ってもらえるシーンを意識します。「衝撃」や「共感」があると、続きを見てもらえる可能性が高まります。
感情移入
主人公は、コンプレックスを感じたことで変わる決意をします。例えば「本気で痩せたい」とか「きれいになって、私を捨てた男を見返したい、復讐したい」とか。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?