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2人目妊娠生活の波乱①

前回は2人目妊娠初期からのトラブルと入院までの経過をnoteにまとめました。

今回は入院後も続く出血で想定外の長期入院を話していこうと思います。
※かなりシビアな話もありますので、怖くなりそうな方は閲覧をやめてくださいね

帰れるかなと思うと大量出血

入院して安静ですよとなった私は点滴を午前と午後して大人しくベッドで過ごすという生活に突入。
予告はありながらの入院生活の突入で、私は必死に1人家に残った夫氏のサポート要員を手配して段取り、適宜ネットスーパーなども注文するなど遠隔でできることはなんでもしました。
詳しくはこちらのnoteを参照ください。

悪阻もあったので入院は良かったと思います。正直家で自宅安静でも休めません。安心して寝て過ごせました。

幸い出てくる出血は減り、内服へ切り替えて...あとは子宮内の血腫には自然吸収を待つことに。
そろそろ当初主治医からもらった母子健康連絡カードの期限も近いので職場や役場にも提出しなくちゃ、と思ったら...

また出血。入院時よりも量は少ないけれど出血量が多く数日前に中止になっていた点滴は再開へ。

おそらく子宮内圧が高まり限界突破で出血する→内圧が下がり破れた血管からまた出血しちゃうというパターンらしく...

また出てくる出血が落ち着きこの調子ならそろそろ内服へ切り替えられるかな...と思ったら
また出血。しかも腹痛で激し目の出血でフレッシュな赤色という。
しかもよりによって出血するのは夜か早朝か休日帯という嫌なタイミング。
今までの出血と違い子宮収縮があからさまで恐怖。

しかも当直医からは羊水が出てるとのコメントにさすがに私も泣きました。どう考えても救命できない。
一気に点滴のレベルも安静度も厳しくなりました。

重症患者に躍り出る

2度目の出血は恐ろしいことに子宮内血腫の量としては主治医史上的にも最大値になってしまい、さらに貧血に一気に進んだことで厳しい病状説明となりました。
なお羊水との説明はおそらく主治医としては違うとの見立てでした。(羊水検査の適応週数でないこと、出血でも反応してしまうため)

『このまま出血を繰り返し貧血が進行する場合は母体の安全を優先して妊娠の継続を諦めてもらうことも考えないといけません』

『出血に伴い赤ちゃんも出てしまった場合は週数的にも現時点では赤ちゃんの救命は困難です』

『これ以上の対処が現時点ではありません』

『子宮内にこれだけの血腫があると母体側の問題なので赤ちゃんには今は悪さをしていませんが、感染や血腫からでた物質が赤ちゃんを攻撃してダメになるなど将来的に悪さをする可能性があります』

妊婦のバイブル、コウノドリに載っていない病名と経過。
ヘビィな病状説明。さらにプラスαプラスαが追加説明されました。

頼りになる主治医の診察と病状説明は恐怖の事件当日から数日経っていたため、比較的仕方ないよねというメンタルで受け止められました。
ただ夫氏は『下手したら私が死ぬ』ということに相当きていたみたいです(コウノドリも怖いから読めないという繊細さんな人です...)

ヘビィな病状説明にザワザワし出したのが親たちでした。これは別のnoteでお話ししたとおりです。

主治医がいない時に限って大惨事を起こす

その後、主治医の診察結果を受けて安静度も戻り落ち着いて過ごしていたのですが...

夕食時、覚えのある感触...
再出血です。色は古そうだけど夜用ナプキンがどんどん消費される。
そして前回ほどでないけど子宮収縮が出だす。(24時間張り止めの点滴付きなのに)
恐怖で即刻看護師さんへ報告、急遽当直医が診察もおそらく古い出血が出ているとのことで点滴の量は変わらず経過観察に。

1〜2時間子宮の収縮する感覚に恐怖しながらも就寝。

そして深夜、トイレに行きたくなって覚醒し、トイレに行くかと恐る恐る布団をどけると、めちゃくちゃ濡れた感触が手に触れる(恐怖でここで一気に覚醒)

灯りをつけたら大惨事。パジャマも布団も血まみれです。お腹は痛くないけど子宮収縮している。
即刻夜勤の看護師さんが駆けつけてくれました。心強い...!優しくてもう泣く。
大惨事の片付けと出血の確認で真夜中のお着替えタイムに。
トイレで確認すると夜用ナプキンは死亡、コアグラまで出ていて恐怖しかない。

最終尿取りパットを当てて病衣で新しいシーツがひかれたベッドで安静に&点滴が増量されました。
そしてお腹が収縮するのに恐怖で1時間寝れず。

翌朝病棟医が診察してくれてフレッシュな出血ではないとのこと。赤ちゃんも羊水も問題なくホッとしました。看護師さんも先生もホッとしている...
ええ、頼れる主治医がいない時に出血するんです(号泣)

休み明けの主治医の診察でおそらく古い子宮内の血腫が出ていったのでしょうとのこと。心臓に悪すぎる。

子宮内の血腫が出るタイミングでどうしても子宮収取するとのこと。
しかも吸収には時間がかかるうえ、血腫の量と位置からは出るのは必須&出ていかないと困るとのこと。

出血に怯え、出血は多少でないといけないという矛盾。
もうメンタル的にも毎日夜になるにつれ病み出します。

この時点で入院1ヶ月以上、夫氏も倒れ出します。家庭も危機です!

医大への紹介が確定

さて10-15日ごとに再出血を繰り返す私。
落ち着いたら内服に切り替えて一度自宅退院させてあげたい主治医。

子宮内に居座った血腫の量に一喜一憂しながら転がる毎日。
胎動も感じるようになり、赤ちゃんは元気に大きくなり。胎動で自己主張を始める。
徐々に血腫は減り気味に。
主治医は点滴を切るタイミングにめちゃくちゃ熟考して慎重に経過を見てくださり...

入院生活は2ヶ月に突入しました。

優しい頼れる主治医は医大の先生にも相談したらしく、血腫が大きかった妊婦は早期胎盤剥離のリスクが高いため医大に紹介した方が良いだろう、とのコメント。
ハイリスク妊婦になったと痛感です...

一応、安定期突入してたらしいけど、全然安定してない私。
妊娠中に安定などないを痛感。

同僚が妊娠初期から産むまで医大に入院していたのを思い出しました。

上司にもシビアすぎて絶句される経過。

毎日新生児の天然アラームを耳にして、ナースステーション前の帰っていく妊婦さんやレディ、マダムたちのありがとうございましたの声。
私も穏やかに正産週になってあれに混じりたかったよ...

メンタルが病む、長期入院

安定などない経過の妊娠生活。

2人目は切迫早産とかで入院になるかもなと
思ってはいましたが、想定外の初期からの長期入院。
皺寄せになる家庭。死にかけの夫氏。
2歳児にも会えず各種サポートのお金はかかる。
赤ちゃんが無事に産まれるか保証もないし、下手したら早産や死産の可能性も大。
下手したら自分も危険。
この状況を下手なことがあり得るだけに愚痴るのもしづらい。
見通しは確率しか言えず、退院の予定も見えない。

こんなに家庭や仕事場に迷惑をかけて、2人目の不妊治療をして妊娠して良かったのか。
体力等の余裕がないことがわかっていながら、妊娠を望んだのは間違っていたのではないか。

『長期の入院になっていますし、あなたやご家庭の負担を考えて中絶も選択肢としてあります。』

『中絶の場合、出血が止まらないことも想定されます。』

病状説明の際の言葉が、タイムリミットも含めて常に頭の片隅にありました。

自分たちが妊娠を望んだのに中絶だなんて、自分勝手ではないか?
そもそもこんなに元気で胎動もある子だぞ、なにも赤ちゃんに問題はなくて、母体だけの問題じゃないか。
あの数ヶ月我慢しとけばよかったと後から思わないか?
でもあと5ヶ月も入院が継続となる可能性もある、それは現実的に可能なのか...?

病状で気持ちは行ったり来たりを繰り返しました。

入院2ヶ月、タイムリミットはもうすぐです。

長くなりましたので今回はここまで。
ご意見等もさまざまあるとは思いますが、どうか一方的な批判は避けていただきますと幸いです。
どなたかの参考になれば幸いです。

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