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2人目妊娠生活の波乱②

さて、前回は入院が2ヶ月を迎えるよ、までをお話ししました。

さて、いよいよ入院2ヶ月を超えての日々をお話しします。

出血が落ち着くも!?

最終出血から20日程度出血がなく経過。

このころからめちゃくちゃ胎動の自己主張があり、出血がない状態が続いたことでややメンタルも安定。
たまたま同室に切迫早産の妊婦さんが入ってお喋りできたことでだいぶ気が紛れました。

折しも夫氏も子どもも体調を崩したりで『せめて帰って家事だけでも休み休みできたら...』等思う機会が増えていました。
本もYouTubeも一つのコンテンツは1ヶ月持たせるのが限界だと感じ、飽きてきたな...というのも大きいです。

毎週診察するたびにだいぶ真剣な険しい顔で悩みつつ方向性を考えていた主治医も、少しいい方向に向かってますね...と呟くように。

『今の状況でしたら赤ちゃんを諦めるという状況ではなくなってきているとは思います』

一つクリアしつつもなかなか減ってくれない血腫。
慎重に慎重に経過を見てくれた主治医も今週で点滴を外しましょうか...と話していたので期待を胸に診察へ行ったのですが...

『うーん、出血は減りましたが、子宮頸管が短くなってきてますね

なんだと

点滴が外れたらせめて1週間は家に帰れるかなという淡い期待は霧散。
切迫早産で入院&安静継続の可能性が再び現れて真っ青になる私。

『今週中に紹介状を書いて大学病院を受診しましょう』

なんというスピード展開。産むまで入院が現実となってきた...あと何ヶ月!?
しかも大学病院は距離等からおそらく面会も難しいし、電話をするにもベッドから離れられるのか!?

絶望再び

早産になったらどうしよう、と検索魔に。
なんとか回避できないものか...

内服へ切り替えてからの紹介前の診察では復活した子宮頚管長。
短くなったらアウトな子宮頚管長。もう毎日ロシアンルーレットやん...

『あそこの病院は輸血のストックも多いし安心です。何かあった時のバックアップ体制があるので』

いやほんと、不妊治療もそうだけど、都会は治療も色々できるし選択肢があるからよかったな...
地方でいた時は県庁所在地の医大一択、それもまた自宅から超遠方だっただろうな。都会は大学病院もアクセスしやすいのが救いです。

慌ただしく退院の準備、お世話になった親身に話を聞いてくれた看護師さんと挨拶、主治医とも挨拶...
2ヶ月お世話になったこの病院に産後ケアでお世話になれるといいなぁ...

ドナドナ来たよ大学病院

大学病院のホームページを予習して『俺んとこの歴史あるNICUで赤ちゃん救うぜ!安心してくれよ!サポートするぜ』的なガッツのある紹介文に、コウノドリの新生児室を妄想。
ええと、コウノドリの今橋先生がマッチョな体育会系な感じかなぁ。

治療成績をみて、うん、あと2ヶ月は入院だぜ...と思った私。母乳届けるための電動搾乳機も家にあるしな...
新しい病院だしさ、コンビニもあるしさ...コーヒーショップもあるぜ!?都会だな大学病院!
うん、きっとコインランドリーもあるから下着を手洗いしないで済むし...と心の準備に努めます。

いろんなリスクを勘案してせめて30週まではお腹にいていただきたい。感染も避けたい。
お腹で暴れる元気な赤さんに念押しして受診へと向かいます。

本音はバリバリ一度家に帰りたい。電話した感じでも夫氏は精神的にいっぱいいっぱいです。
可能な範囲家で留守番して緩い家事ができれば気持ちも身体も楽だろうし。朝イヤイヤさんとワンオペ2ヶ月はきつい。2人ですれば気持ちもまだ楽だろうなぁ....
怪獣さんに関しては再入院になったら申し訳ないので悩むけど、ぜひいっぱいぎゅーっとしたい。
ただママブームとなったらどうしようではある。
長期入院の先輩はママママラッシュになったそうなので。

紹介状片手に指定された時間より早めに受付し、結局予約時間から1時間半は待って診察へ。さすが大学病院、大人気!

サクッと子宮頸管など内診され、夫氏はここで第二子で初の腹部エコー立ち会いです。
怪獣さんのときはコロナ禍で立ち会えなかったエコー。
大学病院はさすが機材が良くて色々サクサク血流やら確認されるし解像度がよい。
前医の主治医は圧迫による影響を避けたいとかなり愛護的にエコーを当てていたのに外来主治医のエコーは普通のガッツリ圧をかけての診察。いやこっちがドキドキしてしまいますわ...

『そうですね、だいぶ血腫も小さくなってますし自宅安静で過ごしてもらって、次の診察は1週間後とかにしましょうか?』

え!?入院しなくていいの!?
そしてその診察間隔を私が指定していいもんなのですか!?

『子宮頸管も長さがありますし、赤い出血や1時間に数回張るようでしたら受診してください。大丈夫ですよ、当直医も2名いますから24時間対応できますし、NICUも病棟もいつでも入院できますから!

...お、おお?それは即ちトラブル起こっても対応できるからということで、トラブルを起こさないようにと愛護的に管理してた前医との違いよ...!
絶対入院しないように、安静にして大人しくしよう...!

前の主治医の『日本の整ったバックアップ体制のある中でしたら28週、標準医療でしたら32週になれば後遺症なく行けるので一つずつクリアすることを目標に頑張ってください』を心に2-3ヶ月は絶対無理しないぞ...!!!!

夫氏と心に前の主治医を置けという合言葉を胸に帰路につきました。
もう入院セットは荷解きせずいつでも使えるように置いとく...!!!!

バリアフリーだった病院から自宅へ

とりあえず1ヶ月は自宅安静という指示をもらい併設の喫茶店でランチをして帰りました。

自宅安静期間を含めると2ヶ月半外に出ていなかったため外気温に茹だり、そしてバリアフリー&ベッド上安静からの廃用が凄まじく...

帰ったら疲れて床で倒れました。起きれない...
しかも久しぶりの自宅は空間認知と縮尺感がおかしくなったせいで『始めまして、引っ越ししてきました』というぐらいの感覚になりました。

そして荒れている自宅の具合に仕方ないのですが....『Oh...!!!』とムンクになりました。

カオスの詳細はこちらに書いています。

何かしたくても疲れすぎて何もできないし、怖くて身動きできない。
そして入院前に甘えすぎた&任せすぎたと反省している夫氏が一歩も動くなと反射神経並みにガード。

廃用がひどすぎて倒れた床からの起き上がるのが困難レベルゆえ甘えさせていただきました。まだ点滴から内服変更して1週間も経っていないのでね!
先が長いよ!!!

廃用しきった体で自宅安静

昨日はもう食事作りは避けてデリバリーで乾杯した我々。
ピザ、お久しぶり...!!!号泣

早々に爆睡した私。
翌朝筋肉痛になってて震えました。

外来主治医が『筋トレしなくても若いので自然と筋力は戻りますよ。ふふふっ』に、自然とは、を痛感。
動きたくても疲労困憊でもう倒れるしかないです。

そして久々に出会った怪獣さんの成長ぶりが激しい!!!
2ヶ月会わないと久々にあった親戚の子ども状態!!!

恥ずかしいのかママママとはならず恥ずかしそうにモジモジする怪獣さん。
抱っこをねだってた可愛い子がもういない...できないけどちょっと寂しいぞ。

あれこれ整えていた朝のルーティンも変更されていたのと登園しぶりの酷さに絶句しました。
夫氏のシール渡すのが1シートという贅沢ぶり(本人が号泣するため)
今まで起きてこなかった夫氏が早朝に起きて家事をサッとする様子にシングルファーザー生活の苦労を垣間見ました。
勇者夫氏、ありがとう!!!

ワンオペそれも2ヶ月連続の苦労、ありがとうな...!

余談ですが、高齢者だったらおそらく筋力を取り戻すのは相当厳しい安静期間だったと思います。だからこそ手術当日や翌日からのリハビリって痛くてもしないとダメなんですよね。
長期入院している人の気持ちもよーくわかった2ヶ月ちょいでした。

ここあたりの日常がリハビリという話は以前のnoteに書かせていただいています。

安静にすると若年でもこれほどの筋トレ状態でしたので...
どなたかの参考になりますように!

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