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多肉植物を上手に紅葉させるには管理方法が大切!コツや注意点も解説します

夏の暑さが和らいで樹々が赤や黄色に色付く「過ごしやすい秋が好き」な人は多いないですか?多肉植物も人間と同じく、過酷な夏を乗り越えて秋を迎えます。

秋は多くの種類の多肉植物が生長する季節。
そして生長の傍ら、人間が衣替えをしたり暖房器具を用意したりと、冬支度するように多肉植物も冬支度を始めます。人間の目に見える植物の冬支度。それが紅葉です。

全ての多肉植物が紅葉するわけではなく、種類や環境によっても紅葉する場合と紅葉しない場合があります。
今回は紅葉して美しい姿を見せてくれるおすすめの多肉植物や、美しく紅葉させる方法をご紹介します。

本記事はこんな疑問を持つ方におすすめ
多肉植物って紅葉するの?
・多肉植物を紅葉させる方法が知りたい
・紅葉におすすめの多肉植物は?

多肉植物は紅葉するとどうなる?

多肉植物は秋を迎え紅葉すると、樹木と同じように葉を赤や黄色に変化させます。

植物は「生きるのに必要な養分を作る働き(光合成)」が欠かせません。秋から冬にかけて日照時間が減少すると、光合成の量も減少して十分な量の栄養を作れなくなります。
植物は少ない栄養分でも生き延びられるよう、葉の中の色素を分解したり色素の割合を変化させたり、自分の身を守ろうとします。
この色素を分解・変化させることで、葉の色も緑色から赤や黄色に変わる仕組みが紅葉です。

例えばエケベリアの場合は紅葉すると、ぷっくりした緑の葉が赤く染まります。葉先や葉の縁から紅葉が始まり、茎に向かって緑を残した美しいグラデーションになります。
紅葉が進むと全体が赤くなる種類もあり、株によって変化の度合いや濃淡はさまざま。普段のみずみずしい緑とはまた違った、期間限定の美しさを見せてくれます。

樹木のなかには落葉樹といって、紅葉したあと葉を落とす種がありますが、多肉植物は葉を落としません。光合成量が多くなる春にはまた色素を分解・変化させることで、元の緑色へと戻っていきます。

紅葉するおすすめの多肉植物

多肉植物を紅葉させるためには、水やりと肥料を控えましょう!
紅葉させたい多肉植物は「水分・肥料が少ないストレスのある環境でも生き延びられる健康な株」であることが大前提です。

ToriDoriみどりは良質な個体を取り寄せているので、紅葉させるのに多少のストレスを与えても大丈夫な健康な株ばかりです。健康な株なので、10月ごろ〜年明け3月ごろ(約6カ月間)紅葉を楽しめます。
なお紅葉のピークは11月ごろです。

今回はToriDoriみどりで多く取り扱っている、紅葉時期にもおすすめの多肉植物をご紹介します。

エケベリア

葉をロゼッタ状に広げるエケベリア。密集した1枚1枚の葉が紅葉する姿はとても美しく、緑色をした姿とはまた違って、つい見とれてしまうほどです。

赤、ピンク、オレンジなど品種によって色とりどりに紅葉します。
葉先の赤〜茎の緑にグラデーションする姿や、紅葉が深まり葉1枚1枚がまるごと染まる姿など、紅葉の過程や個体差を楽しめて「とても魅力的」です。

エケベリアは他の多肉植物に比べて紅葉する期間も長いため、長期で美しい変化を楽しみたい人にもおすすめです。

ハオルチア

ToriDoriみどりで多く取り扱っている人気のハオルチアは、エケベリアのように紅葉はしません。
しかし冬支度をするのはハオルチアも同じです。

紅葉時期になると、栄養や水分を蓄えるために葉が厚みを増してぷっくりします。そしてハオルチアならではの魅力、「窓」の透明度がアップします。

ハオルチアはあまり強い光を好まないため、日光が強い夏は「窓」を曇らせて取り込む光の量を調節しています。そして秋には「窓」の透明度を上げて、少しずつ取り込む光量を増やします。

派手な紅葉はしませんが、こうしてハオルチアならではの可愛らしく健気な変化を見られるので観察がとても楽しくなります。

紅葉させるのに大切なこと

多肉植物の紅葉には、以下の3つのポイントが欠かせません。

  • 日当たりの良さ

  • 風通しの良さ

  • 適切な水やり量

多肉植物の紅葉(冬支度)は、寒い冬に耐えるためです。そのため室内の快適な環境で過ごす子たちは紅葉の必要がありません。温室育ちの子たちの多くは、緑色のまま越冬します。

冬が近づいても多肉植物が緑色なのは、普段の生育環境が快適である証。多肉植物にとって良いことです。

多肉植物を紅葉させたい場合は、あえて自然環境と同じストレスを与えて紅葉を促します。
紅葉を促す方法としては、葉が少しシワシワになってくるまで水やりを控えてストレスを与えます。この時、日当たりを良くして「光合成の栄養を効率よく使って生き延びねば,, !」と植物に思わせて色素の変化を促し、紅葉しやすくします。

また、寒暖差も紅葉に大切な要因です。
春秋型の多肉植物は、1日の最高気温が20度を下回ると秋を感じ、生育期に入ります。そして昼と夜の寒暖差が10度ほどで、適度なストレスを感じて紅葉しやすくなります。

昼間は日光に当て、夜はしっかりと寒さを感じられるような環境におきましょう。
風通しも要注意で、多肉植物は風通しが悪くなるとさまざまなトラブルが起きて枯れてしまう原因にもなります。ぜひ、風通しは良くしてあげてください。

夏明けのに多肉植物を紅葉させる際の注意点

夏明けの多肉植物を紅葉させる場合は、以下に注意してください。

  • 生育期の秋は様子を見ながら少しずつ「水やりの量」を増やす

  • 生育期でも不用意に肥料をあげない

  • 紅葉させたい場合は、季節の変わり目の植え替えに要注意。

特に季節の変わり目の時期は、植物の根っこが新陳代謝中です。もしも植え替えるのであれば、新しい根っこに生え変わり、生育期真っ只中となる10月中旬以降にするとよいでしょう。

まとめ:ToriDoriみどりの多肉植物は品質が良いので「綺麗に紅葉」してくれる

多肉植物たちの紅葉した姿を見るためには、自然環境と同じく適度なストレスが必要であるということが分かりましたね。
適度なストレスに耐えるためには株が健康であることも重要です。

ToriDoriみどりで取り扱っている多肉植物は品質がよいため、とても綺麗に紅葉してくれますよ。

ToriDoriみどりでは、エケベリアをはじめとした紅葉する多肉植物や、ハオルチアのように紅葉しない多肉植物などのさまざまな多肉植物をご用意しています。

ぜひ秋ならではの姿の多肉植物を飾って、読書の秋・食欲の秋・芸術の秋などのおうち時間を楽しんでみてくださいね!



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