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体感した少子高齢社会への危機感と地方創生との出会い 【#1】

かつての思い

「へぇー。日本って若者の数が減ってて、高齢者の数が増えてる傾向にあるんだー。そうなんだー。」

これが私が中学生から高校生の時の認識でした。
今思えば、なんて危機感のない腑抜けた感想なのでしょう…
少子高齢社会のデメリットをしっかりと把握していなかったのか、
それともそれが尋常じゃないくらい急速に進んでいくであろうことを把握できていなかったのか。

思い当たる節はいくつかあります。

危機感を持てていなかったそんな私は、大学2年生のときに、ついにその危機を目のあたりにすることになります。

ある講義・教授との出会い

それは大学の「公共政策論」という講義でした。
教授は、「日本の人口は今後急速に減少していく。高齢化率も急速に高まっていくだろう」と告げました。
特に地方はその傾向が強く、何かしらの対策をしないと町としての存続すら危ういという厳しい現実を知りました。

正直怖かったです。

何百年先の話ではありません。
この先10年単位で日本はどんどん勢いを失っていく未来しか見えませんでした。

地方創生との出会い

しかし、その講義を通じて少子高齢社会に適応するための策が講じられていることも知りました。

その1つがいわゆる「共助交通」です。

地方では路線バスの利用者減少による事業の廃止が相次ぐ中、それでも移動手段を公共交通に頼らざるを得ない人々も存在します。
その人々を救うため、住民が乗用車を使って運ぶ制度もあります。
このように、少子高齢が急速に進む中においても、自分たちで何とかしていこうという取り組みが「地方創生」であるとわかりました。

大学2年生、私が「地方創生とは何か」を考え始めたのはこのときからでした。

話が少しそれますが、今振り返ると大学の講義で最も印象深く残っているのが実はこの「公共政策論」という講義でした。
地方創生の話だけでなく、公共インフラの維持管理やコンビニエンスストアの経営の変遷といった、学生にとって身近な、日本が直面している課題とその解決方法が取り上げられていました。
私はこの講義を通して日本の現状を把握し、今後どのように改善していくべきなのかを強く考えるようになりました。

この講義の翌年、私は「地方創生政策体験学習」に参加し、鳥取県の大山町を訪問しました。
実際の現場ではどのような取り組みをしているのか、そして何を重視しているのかといったことを学ぶことになります。
なお、体験学習への参加のきっかけになったのはこの講義であることは間違いないです。

次回予告

地方創生に関心が生まれた私は、実際に地方創生に取り組んでいる大山町を訪問することに。
初めて現場に出て、実際に取り組んでいる施策や役場の方々の思いを知ることになりますが、果たしてその内容とは、そして私は何を感じたのか…

次回の投稿をお楽しみに!

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