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[読書記録] 乙女部部長 (吉野万理子 著)

ぐぐっと引き込まれて、さらさらー、っとあっという間に読めました(二時間くらい?)。
運命とか愛とか友情とか、そばにあることにまず目を向けることの大切さが面白くもちょっとほろ苦く描かれていました。

小夏さんは、美味しいものもたくさん食べるし、お友達もたくさんいるし、かと言って譲らないところは譲らない頑固さが面白いし、案外小夏さんならなんでも楽しくやって行くんだろうな、と思いました。
友情に関しては、女の人ならほぼ通る過程、誰かが結婚した時、その時社会人を続けている自分、もしくは家庭に一人入った自分、その両者が摩擦を受け入れて、そのまま友達でい続けるかどうか。そういう葛藤やお互いの距離感もリアリティがあって面白かったです。

全体的にあたたかくてしあわせなお話でした。

乙女部に神無月くんが入った時はワクワクしたなあ!

そういえば、母と妹と三人でお茶を飲みながらお菓子をつまみ、ああでもないこうでもないとおしゃべりすることを「乙女の会」と呼んでいたなぁ、と思い出してにんまりしました。

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