おじいちゃんの思し召し
こんにちは、とりコレクターです。
今回は、「過去のできごとは変わりうる」というお話。
「え、人と過去は変えられないじゃん」という方、まぁちょっとモゾモゾしながらお付き合いください。
あれはわたしがアメリカ留学中、学会で州外に出かけていたときのこと。
滞在最終日、時間ギリギリの昼過ぎまで色々なセッションに行き心躍らせる♪
初めての学会参加だし、年に一度の祭典ですからね。
空港もそんなに遠くないし、へーきへーき!
しかし
空港までの電車がやや遅延。チェックインしようとしたら、
「さっき搭乗手続き終了しました」
それって6分前くらいじゃん。お願い。「いやムリだから」
まーじーでー
まさかの、人生初で飛行機に乗り遅れる。しかもフツーに。恥ずかしい。
まぁこうなったらしょうがない。空港泊して明日帰りますよ。
余計なお金かかっちゃったな、あーあ。
なんて思いつつ、とりあえずコンタクトレンズでも外そうかと思ったとき。
ごそごそ
あれ、メガネ入ってなくない…?!
視力が両目とも0.1を大きく下回るわたくし、メガネなしでは生きていけない。
ましてや今は留学中の身。こっちでメガネつくるとかめんどすぎる。
しかもあのメガネいいやつだから高かったのよね。
色々な考えがぐるぐるとめぐる中、とりあえず泊まっていたホステルに電話で聞いてみる。
あった。フツーにあった。
幸か不幸か、飛行機を逃したわたしには翌朝までたっぷり時間がある。
空港からのろのろと市内に戻り、メガネを受け取り、また空港に戻りました。
そして、翌朝の飛行機で無事に凱旋。
このとき、市内に向かう電車でふと思ったこと。
「もしかして、去年亡くなったおじいちゃんが引き留めてくれたのかしら?」
なんだか、おじいちゃんが見守ってくれてて、
「あらら忘れてるけど、メガネなかったら大変じゃない。しょうがないな」
って助け舟を出してくれたのかな、という気がしたのです。
しかもわたしのメガネは、飛行機の追加料金の2倍くらいの金額。
あぶなー。飛行機乗り過ごしてホントに良かった!!
これ以来、何か嫌だなーと思うことが起きても、
「いやいや待てよ、これはひょっとして…?!」
と立ち止まることができることが増えました。
以上、最後までわかんないよ!というお話でした~
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