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【日記】文学フリマ広島7 頒布物紹介

こんにちは、諏訪原天祐です。最近は家でゴロゴロしながら、積読を消費したり映画を見たりして久方ぶりの自由時間を謳歌しています。果たして本当に4月から社会復帰できるのでしょうか?

まあ、それはいったん置いといて。いよいよ今週日曜日に文学フリマ広島7が開催されますね。文学フリマ広島といえば、いわば諏訪原のホームグラウンド! 個人的にはまあまあ手に取ってもらえる率が高く、また会場の雰囲気もちょうどいい塩梅なので、お気に入りの文学フリマになってます。とはいえ、宣伝もせずに漫然と出て、寂しい思いをしてしまってはもったいない。というわけで、これから宣伝をします! 宣伝宣伝宣伝! 千客万来!
これを読んで、興味を持った人も持たなかった人も、諏訪原はE-35であなたが来るのをずっと待っていますよ。ショートショート島のかなり端っこなので、みなさんが来なければ諏訪原は泣いちゃうかもしれません。


『君と僕のメルヘン的未来予想図』


『君と僕のメルヘン的未来予想図』44p 300円

今回の広島文学フリマ7より頒布する新刊です。コンセプトは「グロテスクなくらいファンシー」なショートショート集です。
可愛らしい表紙は、知り合いのイラストレーターjasmine氏に書いていただきました。気になる方は、ぜひ彼女のTwitte等にもイラストや漫画が投稿されていますので、ぜひご覧頂けたら嬉しいです!本当に素敵な絵を描かれるイラストレーターさんです!
中身に関しては、可愛らしくもちょっぴり不穏でダークな雰囲気をまとった作品が5つ収録されています。詳しくはセルフライナーノーツ的な記事も書いていますので、そちらもよろしければぜひ!
【イチオシ作品】「君と僕のメルヘン的未来予想図」「ギフテッド」

『イエスタデイ・ワンス・モア』


『イエスタデイ・ワンス・モア』50p 300円

先日の文学フリマ京都9より頒布し始めた、いわば準新刊の作品集となっています。諏訪原が過去にweb上に投稿した作品を中心に、ジャンルレスなショートショート集となっております。
諏訪原の作風は割とシュールやナンセンスといった要素が強めとなっているのですが、この作品集もその例にもれず、見事に摩訶不思議な世界が広がっております。
あまり文学フリマでそのような作風を前面に押し出している人を見かけたことがないので、わりかしオンリーワンといえばオンリーワンなのかもしれません。小説を読んで脳みそをとろかしたい人におすすめです。
【イチオシ作品】「メシマズヒロイン地獄変」「さよならローカルスター」

『理沙がいた季節』


『理沙がいた季節』96p 500円

この作品集は諏訪原が出した作品集の中でも数少ない、シュール要素がほとんど入っていないものとなります。青春や記憶といったものをテーマにした、ややホラー風味のある作品が多いのが特徴です。
ちなみに表紙は諏訪原が高校生の時に書いたポスターをそのまま使っています。万が一、いや億が一「あれ?これってもしや……」と思われた方はこっそり諏訪原に声をかけてください。再会の記念に、ビールの一杯でもおごってあげます。
【イチオシ作品】「ハイキング」「女A」

『遺伝子のゴール』


『遺伝子のゴール』90p 500円

「一番売れているものが、一番いい品物とは限らない」とは誰が言ったか、わりかし有名な言葉ですが、こと諏訪原に関してはいちばん手に取ってもらうことの多いこれが一番いい品物です。初めての方はこれか、新刊である『君と僕のメルヘン的未来予想図』かどっちかをお勧めしたいと思っています。
この作品集は「愛」をテーマにしており、いろんな形の「愛」が出てきます。そんなそれぞれの「愛」の形をシュールに切り取ったショートショート集となっております。
おかげさまで昨年完売したため、前回の文学フリマ京都9より、加筆修正をした第2刷を頒布しております。よろしければ、ぜひ!
【イチオシ作品】「神の一手」「たこわさのイデア」

『ポプリ-potpourri-』


『ポプリ-potpourri-』132p 500円

諏訪原の処女作にして、なぜかここ2回の文フリで完売(持ってきた数が少ないからというのもあるけれど)している作品集になります。でも調子に乗って作りすぎたから、まだ在庫はたんまりあるんだ。
この作品集は架空の地方自治体「鳥鳥県」を舞台にしたコンセプトアルバムならぬコンセプトショートショート集となっています。基本は一話完結のショートショートなのですが、各作品同士が同一世界線上にあるとイメージしてもらえればいいかと思います。
よく「鳥鳥県って何ですか?」と聞かれることが多いので説明すると、ジャポネ列島にある架空の自治体で、人口は200万人(そのうちの4割が人ならざるもの)。悪魔田デビル知事が約200年もの間善政を敷いているディストピア系地方自治体です。ジョージ・オーウェルの「1984年」が発想の根幹部分にありますが、その要素はわずかに香るだけとなりました。
一応、鳥鳥県シリーズとして次回作の構想もあるのですが、いつになることやら……。ちなみに続編のタイトルは『ランドセル-LANDSALE-』です。これを見てピンと来た方は、きっと仲良くなれそうです。
【イチオシ作品】「怪奇!梨人間」「ポストマン(異常の研究)」

まとめのあいさつと切実なお願い

というわけで、文学フリマ広島7ではこの5つを頒布いたします。趣味の自己満足とは言え、書いてる以上は人様に読んでいただけるものをと思って作っていますので、お手に取っていただけたら飛び跳ねて全身が震えるほど喜びます。
文学フリマ広島7は2月9日(日)11時より広島産業会館にて開催していますので、お近くお越しの方はぜひ足を運んでみたらいかがでしょうか。そして願わくば、諏訪原のいる【E-35】のブースものぞいていただけると幸いです。『チキン牧場』という奇怪なサークル名で出店しています。
それでは、みなさんにお会いできることを楽しみにしています!

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