入れ歯歴7ヶ月。人生の決算期。
高齢者になるということについて
感じたこと、考えたことを書いてみる。
興味がない人はパスしてください。
高齢者、老人、年寄り、おばあさん、
どう呼ばれても現実は変わらない。
入れ歯になってもうすぐ7ヶ月。
数えられなくなってきた。
入れ歯保持者であることに慣れてきたようだ。
いや、入れ歯を朝口の中にカチンとつけると
自分は歯がないと食べられない、
という気持ちにはなる。
でも高齢者であるという意識はそれに
ついてきていない。
自分の年齢がよくわからない。
ここのところ常にしっかり考えないと
勘違いすると大変なことになる。
年齢より若いと勘違いすると、道でつまずいたり。
うっかりケガをしたり。
それに年寄りの冷や水というか、
カッコ悪い気がする。
年齢より↑に勘違いするのも情け無い気分。
歳相応がどのあたりなのかとっても難しい。
結局は自分は自分でしかないと開き直るのが
いいだろう。それしかできないし。
歯周病の治療中で、大学病院の歯周病科へ
毎週通院している。
歯周炎以外のやや奥深い虫歯が見つかった。
先週からその治療もしてもらっている。
この虫歯については、まあ一般クリニックで
治療する範疇なんだろうけど
この際、全部まとめて診てくれる。
歯周病の治療も痛いけど、虫歯の治療も
まともにやったら顔を背けたくなる痛さ。
なので毎回、麻酔する。
途中で追加の麻酔をすることも。
実にキツイです。
これは普通のクリニックではしてくれないと思う。
患者も大変だし、ドクターも。
嫌がる患者の施術は大変だ。
開けた口の中でガリガリガリ。
ヒュイーンと。
毎回約1時間。
だけど麻酔が効くと施術中はそれほど痛くない。
あとで鈍痛がくる。体全体だるく、
数日は起き上がれない。
若くない…
痛い治療は苦痛だ。
もう堪忍してほしいと思うときも。
しかし、若いころのように
歯を粗末に扱うと老い先困ることになる。
ほったらかしでは、無くなっていく歯。
今ある歯を大事にしないともう生えてこない。
赤ちゃんじゃないんだから。
丁寧に体に向き合うことをしなければ。
歯磨きもその一つ。
歯を抜いてしまった歯茎には歯がない。
歯がないので噛めない。
4本プラス2本を抜歯した直後、うっかり
歯を抜いたことを忘れて食べてしまった。
美味しい!と口に入れてから!
あ、歯がなかったんだと気づいた!
補綴科で作った入れ歯を入れても、
やはり満足には噛めない。
入れ歯ができたら、元に戻れる!と
想像したのは幻想だったわ。
昔のようには食べ物はおいしく
感じられず。
流し込んだり、飲み込んだり。
いろいろとたいへん。
こうやって少しずつホンモノの年寄りに
なっていくと感じた。
何もかも動作がゆっくりになり。
鈍くなり。
若い時に体を粗末に扱ったのも自分。
スイーツ好きも自分。
きっと生活態度が良くなかった自分。
もっと飲もうと暴走してコントロールできない
ときもあったかもしれない自分。
それもこれも自分だし、
丸ごと認めなきゃどうする?
自分のやってきたことの後始末。
人生の決算をする時期に来ている。
決算が済んだら、次のステージに上がれるだろうか?
ただ一つ言えることは
高齢者であることも
決して悪くないということ。
いいことも沢山ある。
人生の後悔も認め肯定的に考えよう。
ご縁ある人々に感謝しかない。
おかげさまでここまで来れました。
生きてるから、歯も治療する。
食べ物を食べられる嬉しさ。
人と話して交流する楽しさ。
とりあえず周りが平和で
それができる環境にいるのだから。
感謝しかない。
いま生きてるだけでありがたい。
今年も友人知人をたくさん見送ったなぁ。
周囲には突然病気になった人、
重篤な病気で治療中の人もいる。
朝起きたら太陽の光がキラキラ眩しい。
夕焼けの黄金色に包まれるのも最高だ。
ラッキー🤞
入れ歯や歯周病くらい大したことじゃないと
思えてくる。
年齢は全ての人に平等に訪れる。
今日一日、いまを大切にしたい。
深呼吸して前に進もう。
今日もすてきな1日をお過ごしください。
地球にありがとうございます。
Have a nice time.
Take it easy.