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2019年春アニメ感想 亜人 ODA
この記事は、もともとは2019年7月1日に掲載予定だったものです。事情はこちら→ご無沙汰しておりました。
これ、いつからNetflixにあったんでしょう? まったく存在に気付かなかった。たぶん、だいぶ前からあったと思うんだが。
お話は、本編のとあるエピソードの間に入ってくる。ODAではその直前となる物語がパッパッと挿入される。確かにそのシーンに見覚えがあるのだが……本編を見たのはだいぶ前だから楽しめるのだろうか?
という感じで今回のODAを視聴した。
では本編。
ODAは前編後編に分かれていて、前編は佐藤&田中コンビ。
佐藤は武器を購入するために、自分の臓器を切り分けて密売グループに売るのだという。
……なるほど。本編を見ていて、あの武器はどうやって購入したのだろう? と疑問に感じていた。何か仕事をしているようには見えないし、コンビニで売っているわけではない銃をどうやって手に入れたのだろう……と。
実は自ら腹を裂いて、臓器を取りだして売っていた。なにしろ“亜人”だから、死ねばリセットされ、臓器が再生する。無限に臓器を取り出すことができる。これで武器を調達するお金を得ることができる。うまいことを考えたものだ。
でも『亜人ODA』はそういう設定の穴を埋める作品ではなく、実はコメディ。
佐藤は田中にナイフを渡し、「さあ、やるんだ」と迫る。田中は「いや、ちょっと待ってください! 待ってください」と後ずさる。このやりとりが何ともいえないシュールでブラックな笑い。『亜人』でしかできないような笑いがじわじわと滲み出てくる。笑いの中でも、かなり悪趣味な方なので、笑える人と笑えない人ははっきり分かれそうだが。
佐藤編は実は2本あり、2本目は武器ではなく、あるものを手に入れるためにまた臓器を売るという。そのしょーもなさとブラックさがまたさらなる笑いを生み出す。
佐藤の幼稚さを改めて知るエピソードと考えると、ちょっと貴重かも。
と、ここまでの話を見てわかるように、本編に対して特に重要はエピソードが描かれるというわけではない。あくまでオマケなので、本編を忘れかけていても楽しめる内容になっている。
後編は戸崎優&下村泉コンビ。
こちらも武器を手に入れるためのお金に苦労している。前半がブラックだったのに対して、後半はむしろ薄め。……前半がブラックすぎたというのが大きいが。
武器を調達するためのお金を、どうやってまかなうか。戸崎&泉が頭を悩ます。
案の1つに泉がメイド喫茶をやるというのがあったが、うん、泉さんのメイド服姿は見たかった。メイド喫茶の稼ぎでは、武器は買えなかったと思うが。
色々悩んで迷走した挙げ句(戸崎&泉コンビは亜人の臓器を売る、という発想まで至らなかった)、なぜか温泉を掘ることに。あんな辺境でしかも人に見付かってはいけないような場所に温泉掘っても仕方ないのだが……。でもだからこその笑い。
ラストはお待ちかね、泉さんの入浴シーン。……フゥー。でも短い。
あの入浴シーンを描きたいがために、こういう展開にしたんだろうな……。どうせなら、もっと尺を使ってほしかった。
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