スーパー育てにくい子が教えてくれたコト 4
熱性けいれんと入院
大げさな話ではなくて、本当に寝ようとしない娘を抱え、長女の幼稚園の送迎や家事をこなす毎日。
常に睡眠不足なわけなので、当たり前だけど、よく体調を崩していた。
(初めて風邪をひいたのは、なんと退院2日後)
そんな彼女の熱が全く下がらないという日があった。
2歳ぐらいの時だった。
どんどん熱が上がっていき、ついに40度に。
長女も出したことのない高熱に驚いたものの、熱で死ぬことはないと言われているから…と自らを落ち着かせつつ、様子を見守っていた。
そんな時にそれは起きた。
びくびくっとけいれんを起こした。
正直、あまりにも怖かったので、その時の様子はもはや覚えていない。
気づいたら救急車に乗っていて、そのまま入院することになった。
入院時には点滴をするわけなのだけど、小さい子が点滴のための針を刺すときには、大人が何人も出押さえつける必要があるからだと思うのだが、私は別室で待たされた。
この世のものとは思えない悲鳴にも似た鳴き声が響き渡っていた。
どんな時も一時も私から離されることが不安で仕方ない子が、離され、よくわからない大人に羽交い絞めにされる。
その経験は、トラウマになって今も残っているんじゃないかな、と思う。
年齢が年齢なので、私も付き添いしなければならない。
私もスーパー神経質なので、涙を飲んで個室に入った。
もちろんベッドは別々なのだけど、やっぱり寝ないのだ。
点滴の針を刺すときのことが強烈に残っているから、余計に不機嫌極まりなく、絶対に寝ない。
眠いから不機嫌になる。
2歳にもなって…恥ずかしい…と思いながらも、娘のベッドに横たわり、授乳スタイルで寝かせる。
ついうっかり寝てしまい、点滴でパンパンになったおむつから漏れ出して、大変になってしまったり。
その頃の私はまだ「普通」でいることに一生懸命だった。
なのに、この入院期間で、「普通ではない」ことが看護師さんたちにばれてしまったのだ。
だけど、何かを相談することもなく、できるだけごまかしながらやり過ごし、数日で退院することができた。