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投稿を再開するきっかけを与えてくれた、角野栄子さんと小田切ヒロさんについて。

前回の投稿から、現在まで。

こんにちは、とらこです。
ご無沙汰してしまいましたが、何とか生きています。前回の投稿から、これまでの生活を振り返りますと、10月後半に娘がとある競技の日本予選に出場しました。

予選敗退という残念な結果に終わりましたが、日本のトップレベルの方々と共に過ごした時間があまりにも貴重過ぎて、学び多き素晴らしい経験となりました。

その後、娘はインフルエンザA型に感染。今年で二度目の感染とあって抗体があったのか、回復が早く発症から3日目で完全回復し、5日間の隔離期間を終えました。翌日、元気に登校したのですが謎の咳を発症し、一ヶ月も続いてしまいました。

深夜問わず咳き込み、病院で処方された薬も効かなかったため、自然に治るのを待つのみ。少しでも早く咳が治るようにと、鎮静作用のあるカモミールティーを飲んでもらったり、咳で固まってしまった鎖骨下の筋肉をマッサージするなど、私にできることは何でもやりました。

自然と咳が治まったのでホッとしましたが、今後も同じような症状に悩まされないよう、インフルエンザの予防接種をすることに。『フルミスト』という、鼻の粘膜に噴射するタイプの生ワクチンを選びました。2〜18才までが対象のワクチンで、個人差はありますが効果が5ヶ月以上。

学業と習い事で忙しい娘には、ピッタリのワクチンだと思いました。いよいよ、来年から受験生。医療の力もお借りしつつ、これまで以上に健康管理のサポートを頑張っていきたいと思います!

投稿を再開する、きっかけになった人。

ということで本題に入ります。
娘が元気になり生活も落ち着いてきた中で、投稿を再開しようという大きなきっかけを下さったのは、『魔女の宅急便』の著者である角野栄子さんと、ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさんです。

先日、お二人のトークショーに参加させて頂く機会に恵まれました。

角野栄子さん

角野栄子さんを4年間も密着したドキュメンタリー映画、カラフルな魔女を彼女と映画館で一緒に鑑賞し、トークショーを拝見するイベントに参加させて頂きました。親子で『おばけのあっち』や『魔女の宅急便』シリーズが大好きで、角野さんの可愛らしいユーモアや優しいお人柄が、作品から滲み出ているのが魅力です。

トークショーでは、ファンからの質問にお答えいただくのがメインでして、母と子の距離感についてや、処女作『ルイジンニョ少年』を書くまでのお話など、貴重なお話をお伺いすることができました。

「どんなことがあっても、書くことを諦めないで」

絵が描けないと言う人と同じように、うまく描こうとするから描けない。書きたいことがあるのなら、上手い下手など無視して書いていけばいいと教えられました。角野さんは映画の中で、朝10時〜16時まで執筆活動をされていました。

これを毎日続けているというのですから驚きです。文章を書いては消して、書いては消して、、、書いた文章を声に出してみて、心地よいかどうかを確認する。そうした作業を繰り返し行っていき、ようやく形になるのだとか。

小説家の辻仁成さんも、お酒を飲んだ真夜中でも机に向かうそうです。書くことがなくても、とにかく毎日机に向かっていく。物語は、日々の習慣から育まれていくものなのかもしれません。頭でっかちにならず、とにもかくにもやってみます。

そしてもう一つ、どうしても書いておきたいことがあるのです。

角野さんは処女作を書くまで、専業主婦をされていたそうです。子育てや家事に追われ、自分のことを何もせずに一日が終わってしまう『焦燥感』に悩まれていたとか。そんな中、ブラジル滞在記を書くことになり、現在も数々の名作を生み出している訳ですから、人生は何が起きるか分からない冒険のようだと思いました。

子を授かることは、とても幸せなことです。

ただ同時に、子育てには親の『心の豊かさ』も必要です。子どもに対して寛容な心で見守ったり、ユーモアのある楽しい話を作ったりするのも親次第。親が楽しく生きている姿勢を見せることも、立派な子育てだと思います。

では、どのようにして『心の豊かさ』を手に入れたら良いのでしょうか。私が提案したいのは、親自身もさまざまな経験を重ねていくということです。お金をかけずに今すぐできることと言えば、読書や日記を書くことでしょうか。

読書は心を豊かにするだけではなく、著者の生き方も知ることができ、視野を広げることができます。自分の悩みがいかにちっぽけであることや、同じことで悩んでいる人もいることを知るきっかけにもなります。

日記は、自分を見つめ直す良い機会になり、子育てなどの失敗から何かを学ぶことができます。ありのままの自分を受け入れてあげることで、ありのままの子どもを受け入れて寛容になれるのです。

子育ての悩みやストレスがメディアなどで取り立たされ、子育ては辛いものだと思われがちですが、子育てというものは親の人生をも豊かにしてくれる、素晴らしい経験であることを、忘れてはいけないと思いました。

小田切ヒロさん

小田切ヒロさんの新刊、美容中毒Ⅱの刊行記念トークショーに参加させて頂きました。小田切さんの存在を知ったのは、美容雑誌でした。後にYouTubeチャンネルを発見し、人間性の高さや表現の豊かさ、知性に溢れている素敵な方だと思いファンになりました(美容部員として働いていたころも励みになりました)。

小田切さんのメイクは繊細で、「美は細部に宿る」と言うことを体現されているように感じられます。また、アシスタントへの教育も素晴らしく、ユーモアに溢れ、厳しさの中にも愛情と将来への期待を持たせるような声掛けをされているのを動画で拝見し、子育てに通じるものがあると思い、ヒントにさせていただいてます。

トークショーでは、美容中毒Ⅱの執筆に対する想いや、小田切さんの美容や生き方に関するお話しを伺いました。

小田切さんにとって書くことは、ご自身を客観視するための『大切なアウトプット活動』なのだそうです。4年前のコロナ禍にオンラインサロンを立ち上げ(現在は閉鎖しています)、投稿していた記事を現在のお気持ちとの変化と照らし合わせつつ、当書籍を完成されたとか。

このお話を伺ったとき、私にとって書くことって何だろう?と考えたとき、書くことは心地よいものであり、「誰かに見られたらどうしよう」というような恥じらいもなく、とにかく思ったことを書いている時間が楽しいです。

その気持ちを、思い出させていただいたように感じました。

また、小田切さんの考える美とは、内面から表現されるものであり、ストレスがなくて心地よいものでした。例えば、顔のシワについて。たてに入るシワは消した方が良いけれど、よこに入るシワは包容力の証だから残しておいた方が良いなど。

シワやシミの数を気にするよりも、どんな時も笑顔の絶えない女神様のような存在でありたいと、小田切さんの書籍を読んで思えるようになりました。

心地よさを大切に。

皆さま、いかがでしたでしょうか?
生存報告と、投稿を再開するきっかけを与えて下さったお二人のことを、お伝えさせていただきました。久しぶりの投稿とあって、この記事を仕上げるにあたり、3日ほどの時間を要してしまいました(反省)。

私にとって書くことは心地よいものであり、ワクワクするものです。

現在、物語を10ページほど書き上げました。いつごろ仕上がるのかは分かりませんが、うまく書こうと意気込みたくないと思っているので、娘に喜んで貰えるような作品に仕上げることを目標にして書いております。

最後に、今後も私のペースにはなってしまいますが、noteの投稿を続けていきますので、よろしくお願いいたします。

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とらこ
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