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《世界の一流は「休日」に何をしているのか》明日からすっきり働くために

本日は最近読んで、サクサク読めて、取り入れられる内容が多く、やってみる価値があると納得感があった書籍レビューです。

後半は有料部分となっています。途中まで読んで価値がありそうと思っていただけたらぜひご購入をお願いします。

世界の一流は「休日」に何をしているのか
発売日:2024/11/1
著者: 越川慎司

越川慎司さんは30冊以上の書籍を出されていますが、その中でもトップ5%の社員の習慣は学びになることが多く、自分のチームメンバーにぜひ読んでほしいと勧めた書籍の著者です。

このレビュー記事(前半)とPIVOTを観るだけでも良いです。まずは少しだけインプットし、取り入れてみてください。


概要・あらすじ

世界の一流が休日に必ずすること、絶対しないこと
年収が上がる「週末2日間」の過ごし方


日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。

一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。

彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。

世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。

【構成】
第1章 日本人は、なぜ疲れていても休めないのか? 
第2章 ここが違う!「世界」の休日と「日本」の休日
第3章 世界の一流は休日に「自己効力感」を高める
第4章 「土曜」と「日曜」を戦略的に使い分ける
第5章 休日に「1日7分」の新習慣

感想

今回は章ごとにわたしが職場で感じたこと、取り入れられそうなこと、ぶっちゃけ話も含めて感想をお伝えしていきたいと思います。

日本人は、なぜ疲れていても休めないのか?

2019年の働き方改革により、残業できなくなって仕事が忙しくなった(人財補充されていない企業が多い?)

①日本企業の体質、考え方がアップデートされていないこと
今日本の会社の中核となっている人たちは「たくさん働いた分だけ評価されてきた人たち」です。

その世代より若い上司たちは残業が美学とは思わない人が多いはずです。
ただし、自分の実力になるオーバーワークなら積極的にチャレンジしたら良いと思います。わたしも徹夜で顧客対応、0時の案件確認や、1時まで会食で8時から客先アポなんて時もありました。
辛かった経験も今となっては笑い話ですし、嫌な仕事でも一旦受け止められる心の強さに繋がりました。(元々の性格かもしれないですが)

「自分の成長や事業につながっている仕事だ」等、納得感があれば人は働けます。それがないのでイヤイヤやる→結果が出ない→評価されないのループに入ります。

残業が美学文化は上長が変わらないのであればしばらく変わらないと思うので働く場所を変える(=転職)のが賢明です。

働き方改革で変わったのは「公の労働時間」で、ステルス残業が増えているのはみなさん気付いているはず。
(わたしは自己把握のためにPCに向かって作業をするときは土日でも一応打刻をするようにしています。緊急対応、Slackやメールを見る時間はノーカンです。)

「ステルス残業」とは、社員自身が自主的に会社に隠れて残業をしてしまうことを指します。似た言葉にサービス残業というものがありますが、こちらは会社が社員に無償で残業を強制させるものです。一方、「ステルス残業」は『見えない残業』のため会社側も把握が難しい側面があります。

https://www.corner-inc.co.jp/media/c0269/

わたしは会社でいう上司のポジションなので、成長を阻害しない&ワークライフハーモニーを保てるチームルールを作りたいと思っています。

②個人依存
これが一番納得度がありました。

わたしは代表から「絶対にtora子が事業から抜けることはあり得ない」(周りのメンバーからも)と言われています。

1週間のうち、有休や外部会議で自分の稼働が止まると、残る営業日は地獄です。
営業時間内は打ち合わせや商談が10本ほどあり、メンバーを育てるまで伴奏する余裕がないので結局自分で仕事を巻き取る→属人化が進むというバッドスパイラルです。

その要因は主に…
・30代のモチベーションが下がり業務ができる人に集中している
・若手への配慮が中間管理職を疲弊させる
・働き方改革により20代の成長スピードが遅くなり、補うために30代に負荷がかかっている

一斉に休め!というと休むのは20代と60代だけ、と書いてあって笑いました。弊社は60代もほとんど居ないですし、ベンチャー気質なのでそんなことは無いと思いますが、他社で起こりそうなイメージがつきます。

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