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スピッツ「稲穂」 初めて本気でカワイイ蜂に刺された
アルバム「色色衣(いろいろごろも)」(2004年3月17日リリース)の3曲目。「花鳥風月」と同じく、スペシャルアルバムで、B面の曲などを集めているのですが、ここに入ってる曲たちが脇役とは到底思えない!
ものすごく好きな曲が目白押しです。
とりあえず、「稲穂」。
前奏なく、アコースティックギターと共にいきなり始まるこの曲の感じがものすごくいい。
「うーつくしくーみのるー稲穂にー
あーいを知るー 夢もー終わるこーろ
駆ーけだしたー風にーさからいー ゆーやけがー ぼくらーを染めていたー」
この後、ドラム、ベース、ギターが参加して完全なスピッツになる。
歌詞を見ていく。
とてもきれいな言葉が並んでいるし、きれいなメロディーに乗せて歌っているので、ごまかされそうになりますが、草野さんの「技」は最近、ようやく少しずつ分かってきた。
私のような、ゲスな大人がこの曲を聴くと、解釈はこうなる。
稲穂:女性の胸のふくらみ
何度でも無理にふくらまし:男性の自慰行為
カワイイ蜂に刺された:女性主導でキスされた(?)
ケモノになれないケモノ:勇気のない自分
最後の花火を二人で打ち上げようよ:ヤル
夕焼けが僕らを染めていた 夕焼けが世界を染めていた:真っ赤になった(?)
とにかく、初体験の男の子の様子しか、浮かんでこない。
違うかな・・・。
なぜ、こんなにも青臭く、恥ずかしいような体験を、草野さんはこんなにもきれいな曲に昇華できるんだろう。
一曲一曲、歌詞を読み込むごとに、畏敬の念が重なっていきます。
2022年8月26日 トラジロウ