永遠の胎内へ
葉が枝と繋がったまま乾いて
夜になって
星が遍満
手に取るほどには形を保たず
耳を傾けるほどには関心もなく
始まりの知れない
透明な冥(くら)がりで
息を止めて
肌に触れ
耳に触れ
風が滑るように流れて
引き潮に合わせて
息を吐く
どの銀河にも届かない惑星の浜辺を
疲れるまで歩き
陽が沈み
月が沈み
霧が発ち
胎内へ
永遠の胎内へ
葉が枝と繋がったまま乾いて
夜になって
星が遍満
手に取るほどには形を保たず
耳を傾けるほどには関心もなく
始まりの知れない
透明な冥(くら)がりで
息を止めて
肌に触れ
耳に触れ
風が滑るように流れて
引き潮に合わせて
息を吐く
どの銀河にも届かない惑星の浜辺を
疲れるまで歩き
陽が沈み
月が沈み
霧が発ち
胎内へ
永遠の胎内へ