透明な世界
地を踏んでいる
雑踏で行き交う風を肌に知る
声が音が耳に触れて
聞こえながら落捨して
着ている服が視界に在って
腕を伸ばせば掌が見えて
何処にも届かない
世界は透明で
見えながら透明で
聞こえながら透明で
感覚は
透明の先で待っていて
堕ちながら
浮いていて
地を踏んでいる
雑踏で行き交う風を肌に知る
声が音が耳に触れて
聞こえながら落捨して
着ている服が視界に在って
腕を伸ばせば掌が見えて
何処にも届かない
世界は透明で
見えながら透明で
聞こえながら透明で
感覚は
透明の先で待っていて
堕ちながら
浮いていて