もし子供が美容整形したいと言ったら
「薬で毛が生えるなんて嘘だ」
「金持ちの孫正義だって、ハゲたままじゃないか!」
これは髪の毛が薄めのお義父さんの持論だ。
家で仕事をするようになると、「卵の力で毛が生える」とかいうテレビ広告が毎日流れいることに気づく。
もし、自分が薄毛で悩んでいて、あれだけ毎日テレビで垂れ流されていたら・・・思わず買う気持ちになってしまうのも分かる。
最近は、若い子たちの間でルッキズムが行き過ぎて、プチ整形がどんどん増えている、という怖い話を聞く。
こういう話を聞くと、「自分の子供が女の子じゃなくてよかった・・・」と安心するのだが、今どきは、男の子もメイクするらしいのできっと例外ではないのだろう。
私はたまに、高須クリニックの高須幹弥先生のYouTubeを見ることがある。
先日上がっていた動画が「美容外科医の闇」にかなり切り込んだ内容で、1日で50万回再生を超えていた。
要約すると、
・美容外科医は楽して稼げることで人気
・美容外科医の8割はろくでもない人間
・裏に反社がついているボッタクリのクリニックも多い
・患者をおもちゃとしか思っていない
などと、内情を知っているからこその暴露がすごかった。
その中でも、私が一番印象に残ったのは「美容業界は縮小すべきだ」という意見。
医師という貴重なリソースが、安易に美容業界に流れていってしまっていることへの警告でもあるが、そもそも患者が増えるべきではない、と。
あの高須クリニックの先生が「整形をしたい人が少なくなるべき」と主張しているのだから、どれだけ現状がおかしいことになっているのかが伺える。
先生は、このように言っていた。
「整形をしたい人は、まず精神が病んでいることが多い」
「人間関係が上手くいかないのを顔のせいにして相談しにくるけど、普通にイケメンや綺麗な人も多い」
そういえば、昔は「ビューティーコロシアム」なんて番組で、「私はカマキリ女」とか言ってた人が整形して人生が変わった!なんていうのもやっていたけど。
本当に外見の悩みを抱えて整形を選ぶ人もいる一方で、今はどうやら事情が違うらしい。
昨日紹介した「電話占い」のように、美容整形が、ネガティブなループを断ち切るためのきっかけの1つになりえるかもしれないけれど。
一方で、整形は、いったん手術してしまうと元に戻せない怖さがある。
施術をする医者がそもそも倫理観に欠けていて、必要のない手術を勧めたり、技術力が低くて失敗したり、軟禁されて高額の契約をさせられたり・・・こういうことも実際に起きているという。
これはどう考えても、整形を選ぶリスクのほうが大きいのではないか、と思ってしまう。
ただ、もし子供が「整形したい」と言い始めた時は、安易に否定するのではなくて、心のケアの必要性があることを念頭に置いておきたいと思う。
それにしても、医者にも色々いるんだな・・・・。
もしよければ、動画をご視聴されてみてください。