国立大学受験で受験票を忘れたけどなんとかなった(合格できた)話
こんにちは、歯科衛生士ライターのミホです。
2024年もあと少し。大学進学を目指す高校生にとっては、大学入試が迫ってきた重要な時期ですね。
私が大学受験をした頃は、まだ大学入試センター試験があったころです。国公立大学においては、センター試験(≒一次試験)の結果をもとに二次試験の受験先を決めるという流れでした。
私はその二次試験を受けるため、母とわざわざ東京まで行き、当日受験票を忘れたことに気づくという大失態をおかしました😂が、なんとかなりました(合格しました)。
受験生の気持ちは痛いほどわかるので、気負いすぎなくて良いんだよ、というメッセージを自身の経験をもって伝えたいのでこの記事を書きました。
どこかの大学受験生に届けば幸いです。
センター試験の結果は良くも悪くもなかった
「ずっとC判定だったけど、センター試験で一発逆転!本番に強かった!」なんて奇跡は私には起こりませんでした。いつも通り、想像通りの結果という感じでした。
センター試験までの間、第一志望として出していたのは別の都内の大学でした。
「その大学でないといけない理由」は正直ありませんでした。以前先輩が目指していて知ってたし、東京へ出たいし(高校生まで北陸在住でした)、というなんとなくの気持ちです。
ただ私は理系なのに数学と物理が大の苦手で、その2つがセンター試験でも足を引っ張っていました。
高校は東大合格者が毎年出るような進学校だったので、大学受験間近ともなると毎日8時間とか勉強してました。土日は毎週12時間ずつ勉強とか。ただ今思い返すと、量ばかりに目がいって質はかなり低かったと思います😇
それもあって数学と物理は最後まで克服できずでした。
センター試験〜二次試験を受けるまで
英語だけは得意だったので医科歯科大を勧められる
数学と物理が大の苦手、そして国語と英語(特に英語)が得意という完全文系タイプでした。しかし高校に入学したころから医療系に進みたいというのは決めていたので、理系を選び理系に所属していました。
センター試験の結果が良くも悪くもないとわかり、二次試験はどこを受けるか悩んでいたとき、当時の担任の先生に勧められたのが東京医科歯科大学(現:東京科学大学)でした。
なぜなら、当時の東京医科歯科大学の二次試験(歯学部口腔保健学科/口腔保健衛生学専攻)は、英語・小論文・面接の3つだけだったからです。
担任の先生は私が英語だけはできることを知っていたので、英語の比重が多い、そして将来的なネームバリュー的にも良い医科歯科大を勧めたようでした。
姉の一言で医科歯科大受験を決意
当時医療系とはいえ医学部しか考えていなかったので、歯学部???となりました。
ただ中学生のころから歯列矯正をしており、歯科衛生士の方にはとてもお世話になっていたので、仕事内容はおおむね想像がつきました。
そしてすでに東京に進学していた姉に話すと、東京医科歯科大のパンフレットを勝手にもらってきてくれました。そして「御茶ノ水駅の目の前で立地良いし校舎めっちゃかっこ良いよ!!」と言われ即決しました😇笑
二次試験受験のために母と東京へ
センター試験は全国各地に会場が設けられ一斉に行われますが、二次試験はその大学の指定する会場と日時で行われます。
たしか私のときは以下の通りでした。
1日目
試験:英語、小論文
会場:東京・新宿の代ゼミタワー
2日目
試験:面接
会場:東京医科歯科大学
そのため母と前泊し、2日間の二次試験を受けて地方に帰るという、3日間の小旅行でした。もちろん飛行機代もホテル代もかかります。地方から受験となると親は大変ですね…。
二次試験当日、受験票を忘れたことに気付く
前泊して、明日は頑張ろう!と母と別の部屋に帰り、スヤスヤと寝て、朝起きて準備していたら・・・受験票が無い!!!!
家出る前に確認しろ、いやせめて前日に気付け自分・・・😇
私「お母さん、受験票忘れたかも」
母「!!!!!???????」
当然のことながら地方の自宅へ取りに帰る時間はないので、「当日何かあったら電話しなさい」と言われていた担任の携帯へ電話。
私「これから医科歯科の二次試験なんですが、受験票忘れました」
担任「!!!!!??????落ち着け落ち着け、とにかくまずは会場へ向かうんや!!」
私より焦る担任😇笑 そりゃ焦るわな・・・
とりあえず会場へ向かう
学生の一生を決める試験でもあるため、当日の会場は厳格に管理されており、母は代ゼミタワーに入ることさえできませんでした。
そのためたしか入り口で受験票を提示して中へ入るのですが、私は提示するものがないので担当者として立っていた女性に事情を伝え、女性も「!!!??」となっていましたが本部へ連れて行ってくれました。
この女性は後ほどまた助けてくれる女性となります🥲笑
本部で写真撮影をされる
本部では運営や準備でたくさんの大人が忙しそうにしていました。お姉さんが受験票を忘れた旨伝えてくださると、部屋の端っこで写真撮影をされました。
そして受験票の代わりとなる顔写真付きの紙が完成し、それを持って二次試験に臨みました。
当時の大人たちは「こいつは落ちる(受からない)だろうな」と思ったでしょうね・・・汗
再度やらかし、同じ女性が助けてくれる
1時間ほどの昼休憩には、母と外でランチする予定でした。母と楽しくランチを済ませ、じゃあ午後も頑張ってくるワ〜とまた代ゼミタワー前で母と別れ、入ろうとしたら「受験票出してください」と言われる。
そこで初めて気付きました。会場を出る際には受験票を持ち出さなければいけないということを・・・😇受験票という紙に相当執着が無かったのかもしれません😇
私「・・・受験票(会場の)中にあります・・・」
担当者「受験票が無いと中に入れません」
先ほどの女性「・・・私この子見ました!!!朝見ました!受験票忘れた子です!!入れてあげてください!!」
なんと先ほどの女性が偶然近くにいて助けてくださいました🥲
不幸中の幸いというか、二次試験当日のこの日は相当運が良かったのかもしれません🥲
一つ言っておきたいのは、普段の私はこんなに抜けてる人間ではないということです。笑
当日予期せぬトラブルが続いても合格できた理由
私のような状況はまれかと思いますが、無事合格できました。今となっては、東京医科歯科大を勧めてくれた当時の担任の先生には本当に感謝しているくらい、この大学に入って良かったと心から思っています。
誰しも、受験当日はかなり緊張すると思います。これまでどんなに努力していても、その日上手くいかなければすべて無かったことになってしまうのですから。当然のことです。
ただこれは受験生全員に言えることで、みんな同じ条件で受験しています。条件が周りと異なるとすれば、当日の体調が良くないとか、私のように当日予期せぬアクシデントが起きて動揺しているとか。
後者は、私の実体験から、気にせず臨めれば問題はありません。私は豆腐メンタルで決して強い心を持っていたわけではありませんが、自信はあったのかもしれません。英語はずっと得意だったので、どんな状況でもそこで失敗することはないという自信があったのかも。
とにかく、当日アクシデントがあっても自信があればブレないということは証明できたように思います。
それから、合格者の中にも私のようなちょっとおかしい人も実はいるので、「当日は完璧でなければいけない!」「100%実力を発揮しなければいけない!」というように気負いすぎなくて大丈夫、と伝えたいです。
むしろ少し軽い気持ちで臨むくらいの余裕があった方が、本当の実力を発揮できると思います。私はアクシデントがあったからこそ、逆に緊張が解けていたのかも?
あるいは逆にこの記事を読んで、受験票を忘れないようにしてほしいです。笑