膝の痛みを我慢していたら両膝が痛くなる!
一ヶ月くらい前から右の膝が痛い。伸ばすとたまにポキと音もする。水がたまったのか? 骨が良くないことになったのか? と思い、慌ててカルシウムを摂取しようと魚肉ソーセージや煮干しを毎日摂るようにしたのだが、急に体にカルシウムを摂り入れても膝が治るはずもなく、サポーターを買って膝をかばいながら生活をしていたが、今度は左の膝に違和感が……。数ヶ月前に喉の痛みで市立病院へ来院して以来、再び不安な気持ちで病院の待合室のシートに座ることとなった。
歩くのが苦痛だ。仕事中はずっとサポーターをしている。サポーターをしているとなんとか歩けるのだが、ずっとサポーターをしていたので膝の裏がただれてきた。それがまた痛いのだ……。膝の裏には、あせもの薬とベビーパウダーをつけている。家に居るときは極力、足を動かないようにしている。というよりも少しの距離でさえ動きたくない。
右の膝が痛み、今度は左の膝まで痛みだした。……もうどうしようもない。そんなわけで病院へとやって来た。
整形外科の診察室で診てもらい、地下へ降りてレントゲンを撮影した。診断は骨が若干すり減ってるとのことで、最悪手術になるが、とりあえず痛み止めで様子をみて、ストレッチなどで膝の周りの筋肉をつけろとのことだった。
痩せていて五十代くらいの歳で、この症状になるのは、若い頃などにスポーツをしてきた方が多いらしい。若い頃もその後もスポーツはしてこなかったが、仕事で立ったり座ったりと体を動かすことが多かった。それがここ一年くらいの間はあまり体を動かすことがなくなり、筋肉がなくなってしまったのだろう。
ということは
骨がすり減ってしまった
↓
筋肉がなくなる
↓
痛みが生じる。
すり減った骨が元に戻ることはないだろうから、膝の痛みが嫌なら一生、筋肉をつけて維持していかないといけないことになる。
とりあえずは安心した。仕事を辞めないとかな……。歩けなくなったら……。手術になったら……。といつも通りのマイナスな感情に支配されていたので、心が少しだけ軽くなった。
膝は痛くて動かしたくはないが、動かさないと良くないらしい。歳をとると不具合が増えてくるが、平穏な日々が送れるのは幸運なことだ。