詩* 漂白剤
私は今
多量の漂白剤を洗濯機に投入している
坦々と無表情のまま
洗濯という作業をこなしている
漂白剤はスバラシイ
食べこぼしのシミも
泥んこの黒ズミも
アンモニアの臭いも
取り除いてくれる
完璧とまではいかなくても
洗濯における私の苦悩を
かなり取り除いてくれる
介護というカゴの中で
無意識に立ち上がる苛立ちも
真っ白にして欲しくて
今日もまた つけ置きをする
昭和生まれの私のココロは
文明の利器に支えられて
令和の今を生きている
時代の進化を受け入れて
命の退化を味わいながら
私は今
多量の漂白剤を洗濯機に投入している
坦々と無表情のまま
洗濯という作業をこなしている
漂白剤はスバラシイ
食べこぼしのシミも
泥んこの黒ズミも
アンモニアの臭いも
取り除いてくれる
完璧とまではいかなくても
洗濯における私の苦悩を
かなり取り除いてくれる
介護というカゴの中で
無意識に立ち上がる苛立ちも
真っ白にして欲しくて
今日もまた つけ置きをする
昭和生まれの私のココロは
文明の利器に支えられて
令和の今を生きている
時代の進化を受け入れて
命の退化を味わいながら