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ドロステのはてで僕ら

ヨーロッパ企画の映画「リバー、流れないでよ」は面白いなー、なんて思いながらアマプラを彷徨ってたら、同じヨーロッパ企画の映画「ドロステのはてで僕ら」が配信されてたので観てみたら、これまたおもろかったです。

ぶっちゃけ「リバー」と同じアイディア一発のストーリー展開で(こちらが先に公開されている)、同じやないかいwなんて思ってみてたけど、やっぱそれぞれおもろい。

途中で2階のマスターの部屋にあるiMac本体を電源が入ったまま1階のカフェに持って降りるとか、カフェにあったテレビを5階のヤクザ事務所へ持って上がるとか、普通に考えて「電源どうしてんの?」って場面もあるけれど、まあそんな細かいことには突っ込まないのがマル。流れで面白ければオーケーですね。こっちにも藤谷理子ちゃんが出演してて、相変わらずチャーミングでしたし。ってか、こちらが先に作られたんだけど。

こちらの映画も「リバー」と同じ役者陣目白押しだし、同じような舞台劇を思わせるカメラワークだったりするし(エンドロールの撮影舞台裏シーンを観ると、すべてスマホで撮影されたっぽいね)、こちらはシーンの舞台が3個所のみなのでこれまた舞台を見ている気分を余計感じることが出来ました。

追記)
上田さんが全編70分1カットで死にそうになったってポストされてましたが、確かに全編1カットに見えますね。
それについて「リバー、流れないでよ」の感想に書いてますんで、よかったらそちらもどうぞ。

んで、いろいろあって、主人公のカフェマスターと隣のヘアサロンの女性がちょっといい感じになるわけで、その最後の二人の会話で今回のゴタゴタを説明する為の前振りとして「SFって好きですか?」っていう問いかけに藤子・F・不二雄の「SF短編集が好き」と回答するっていう展開があった。ってことは、やっぱ上田さんかスタッフの誰かは藤子・F・不二雄作品のファンで、この作品に出てくる二人組や「リバー」のループに陥った原因となった人物の衣装のデザインなどは、いいや、このループするっていうアイディア自体もそんな藤子・F作品から来ているんだろうってことで、ワシが「リバー」を観て感じ取った藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)風味は、間違いではなかったし、正しい推察だったんじゃないかなって自己満足でした。

観終わった印象では、メインプロットは全然違うものの少し「カメラを止めるな!」も思い出されるしで、あの映画が好きな人はこの映画も絶対好きになるって思いますよ。

みんな観るべき。ぜひ観てね。

おまけ
タイトルの「ドロステ」ってなに?って思いながら観始めたわけですが、それについて途中で説明されるんですが、ショージキ初見では意味わからんわけで、「リバー、流れないでよ」もそうだけど、もう少しわかりやすいタイトルのほうがよいんじゃないかって思ったりするワシだけど、自分が投稿するnote記事のタイトルもわけわからん思いつきだから、どの口が言うとるんや、ってことですがね。

ってことで、また書きますね。

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