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新人アニメ制作進行に捧ぐ! お前が生き延びるための覚書──なぜ本稿が書かれなければならなかったのか──(P1)
【はじめに】
まず言い切ってしまおう!
新人の制作進行ほど、つらい仕事は……ない!!!!
具体的に言うと、
制作現場が、新人制作進行に対して「プロの制作進行」にするための適切な教育を与えていたり……。
チーム全体の業務時間のリソースを大きく割いてでも、新人の成長のために、新人制作進行の業務の不足部分を成長を促す形で現場全体がフォローしている現場……。
そんな夢のような優良な現場は、ごくごく少数だと言い切ってよいでしょう。
新人制作進行は、わけのわからないままいきなり現場に投入される場合が多いです。
そして、新人が経験・知識不足ゆえのミスをすれば、
先輩・上司に、そもそも教えてもらってないことで詰められる……。
そんなことがザラに業界各所で起こっているのは、歴然とした事実です。
実際、私が新人のころも同様に、あまり教育を受けられないままに制作進行を任されました。
先輩に強烈かつ理不尽なパワハラを受けながらも、
先輩に反論をするどころか、
自身の知識・ノウハウ不足のため「自分が無能なんだ」と自責しまったという経緯があります。(これは本当に業界あるあるなのです……)
上記のような状況を少しでも減らすため、
本書は、私がアニメの制作進行業務で体験したことや、
自分なりの仕事のやりかたを書いたものです。
また、制作フローの各工程について、
業務内容のざっとした説明も書いています。
制作進行の方法論やマインドは、とうぜん人によって違うので、本書に書かれていることを間違いだと感じる人も少なくはないでしょう。
しかし、
「制作フローの各工程がについての説明」はいくつか存在しますが、