『ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」』
ムンギ・エンゴマニ著『ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」』読了。
UBUNTU(ウブントゥ)は、B2のバスケットボールチーム、アルティーリ千葉がチームの中心に据えるアフリカの教え。
コンセプトムービー 0:33~
ヘッドコーチ、アンドレ・レマニスの動画 1:19~
なんとなく、
「ウブントゥ=和」ではないか?
わざわざアフリカから持ってこなくても、日本には仲間のために…という「和の精神」があるのにな?
と思っていましたが、本を読んだところ、「ウブントゥ」はもっと大きな物の見方でした。
(「和を以て貴しとなす」は協調性が求められ、和を乱す人は排除されるが、「ウブントゥ」は和を乱す人への配慮も求められる…と解釈。)
アパルトヘイト(人種隔離政策)やルワンダの虐殺など、根深い対立があったアフリカで、敵(加害者)ですら許そう…というのがウブントゥ。
アパルトヘイト時代に不当に差別された黒人が、「自分が白人だったら、この制度に反対できるかどうか?」と考える。
難しい…!
(アパルトヘイトと言えば、日本人は「名誉白人」扱いされて、喜んでいた黒歴史。)
先日、イスラエル生まれのアラブ人の動画を観ましたが、双方の視点で物事を見る、まさにウブントゥの精神。
お互いに相手の立場や気持ちを想像できれば、爆撃はできないはず…。
戦争は儲かる人がいるので無くすのは難しいけど、世論が反対すれば続けられない。
バスケットで言えば、チーム内での助け合いはもちろん、勝っても負けても、最後は敵チームともお互いに健闘を讃え合う精神が大事ですね。