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ブレザーを着なかった12歳の卒業|会話ログ#17

しづむ:堀北真希じゃん!

osi:え!?


こんにちは。今日は3月9日ですね。
この日といえば、そう、レミオロメンの「3月9日」です。

お恥ずかしながら、ミュージックビデオに堀北真希さんが出ているのを知らずに育ってしまったため、とても驚いてしまった我々ふたりです。当時はyoutubeが今ほど身近ではなかったよなぁ…。

そんな私たちでも、「3月9日」をきくと自然に「あぁ、卒業の季節だなぁ」なんて春を感じてしまいます。

ということで、卒業について話してみました。

『隣の席のふたり』
日々の思ったこと、楽しかったこと、挑戦してみたことを、仲良しのふたり【osi = デザインする人】【しづむ = 漫画を描く人】が話します。

ブレザーを着なかった12歳の卒業|会話ログ#17


音声版はこちら↓

osi:
なんかあります?卒業の思い出。

しづむ:
卒業の思い出かぁ〜

osi:
感動的な出来事とかありました?

しづむ:
全然。あんまり感慨もなかったなぁ

osi:
まぁ、そうよね〜

しづむ:
てかうちら高校が一緒だったじゃない

osi:
そうじゃん

しづむ:
で、写真撮ったじゃん

osi:
あー!撮った撮った!

しづむ:
教室に残ってさぁ

osi:
うんうん、写真撮った瞬間は覚えてるなぁ
でもそれ以外は何も覚えてないなぁ

しづむ:
ほんとに覚えてない笑

osi:
なんでこんなに覚えてない?

しづむ:
やっぱ単純に部活に入ってたかどうかとかかなぁ
(後輩からの見送りとかありそう)

osi:
あ〜我々生粋の帰宅部だったもんね。

しづむ:
まじ、その思い出しかない。帰宅部が楽しかったっていう。

osi:
ね、お揃いのヘッドホンとかしてたもんね。

しづむ:
わ〜〜〜してた〜〜〜

osi:
なんかちゃっちいやつ笑 でも可愛かった。
私がピンクで、しづむさんが黒。

しづむ:
懐かしい…うちら一緒に卒業してたね。

osi:
ほんとやん、一緒の学校だったわそういえば。

しづむ:
一緒の教室にいたよ。

なんかエモい…。
卒業ってそれまでの日常との別れですよね。卒業式に特別な出来事がなくても、思い出すと何気ないあの日々もいっしょに蘇ってきて、愛おしく感じられます。

気持ちを整える、卒業。

osi:
なんか最近卒業したなってことあります?

しづむ:
私はオタクなので…同人イベントに今まで死ぬほど行ってたんですけど。

osi:
行ってましたねぇ

しづむ:
コロナの影響と、地方住みになったっていうので、すごく行きたいけど申し込んでも行けないっていうことが続いて。
ある程度、区切りつけようっていう気持ちがね。いつかはまた行くんだけど。一回行かない方向で気持ち整えた方が、楽かなって思うことあって。

osi:
なるほどね〜

しづむ:
そういう意味では、一旦卒業。みたいな

osi:
まぁ、気持ちの整理は大事よね。

しづむ:
そう。しがみつきたくなるけどね、やっぱり楽しかったから。

osi:
そうだよね。

しづむ:
だから、自分から離れました。っていう風に一旦しておくことで、気持ちの整理をね。

osi:
うんうん

しづむ:
まぁ、全然行くけど。また。

osi:
行けるようになったらすぐ行ってください笑
まぁでも、自分で卒業の機会を作るのも大事かもね。そういう決意に「卒業」って言葉を当てはめると、なんかいい感じになる気がする。

しづむ:
確かに。

しづむ、12歳の後悔。

osi:
でも小学校の卒業式が一番気合入ってたよね。

しづむ:
自分が?

osi:
自分がっていうか、みんな?え、なんかさ、小学校って制服がないから、卒業式は自前の正装だったじゃん。

しづむ:
あ〜、うんうん

osi:
それが結構特別感なかった?

しづむ:
それ……私ちょうど私服みたいな格好で行ったのよ

osi:
まじ!

しづむ:
女の子の正装っていうのがスカートしかなくて、ほんとにスカートがだめだったから。

osi:
苦手な子だったのね。

しづむ:
どうしても嫌って言って。でもがっつりパンツスタイルっていうのもできなくて、ちょっと良い普通の服みたいな感じになった。

osi:
そうなんだ

しづむ:
だからどっちかにふっとけば良かったって後悔してる。

osi:
なるほどね笑

しづむ:
中途半端がいちばんカッコ悪いからなぁ〜

osi:
悔いが残る卒業式やったんやね。

しづむ:
いっそスカート履いたる!ってやるか、バチバチにパンツスタイルで決めるか。

osi:
確かに、ちょっと悔しいね笑

しづむ:
12歳の自分への後悔がね…

osi:
福岡の中学の制服ってさ、ありえないダサさだったじゃん。
だから、卒業式で本来着たかった可愛いブレザーの格好するっていう。

しづむ:
確かにみんなブレザースタイルだった。

osi:
そうそう

しづむ:
や〜羨ましいな〜〜〜。それだけやり直したいわ。

osi:
なんか小学校の卒業式だけが、卒業証書をひとりずつ受け取るじゃん。

しづむ:
確かに。

osi:
校長先生から壇上で受け取って、振り返ってみんなに向かってなんかいぇいいぇい!てポーズとって降りてくるみたいな。一番気合入ってる卒業式よね。

しづむ:
そっかぁ、確かに個性出せる時だったわ…
なおのこと悔やまれるわ〜〜〜。バチバチのパンツスタイルやりたかった〜髪もビシッと決めてさ〜

osi:
確かにそれをやってたらみんなの記憶にもっと残ったかもね。

しづむ:
悔しい〜

osi:
ま、その悔しさもね。良い思い出ですよ。

しづむ:
でも卒業で悔い残るの一番やだな笑

osi:
確かに笑

しづむ:
まぁそれも人生ってことか…

osi:
そうですよ。

しづむ:
後悔の話多くなっちゃったかな…?

osi:
いやでも、後悔を認識する時なんじゃない?卒業の時って。
後悔はするもんですよ、人間ね。

しづむ:
全部やり直したい気持ちになることある。

osi:
まぁ後悔とともに、傷とともに、強く生きていこうっていう…

しづむ:
え〜〜〜かっこいいブレザー着れば良かった〜〜〜〜!(咆哮)


卒業の時。これまで色々なことがあったなって振り返る時。
思い出すことの中には楽しいこともあれば、悲しかったことや後悔もあるでしょう。むしろ後者の方が強く心に残ってしまうものですよね、人間って。

特に後悔ってずっと抱えたままでいる気がします。でもその後悔たちは時に自分の原動力を刺激してくれる存在なので、捨てないでいたいものです。たとえそれがちょっと良い普通の服であっても━━

卒業という機会で、後悔やら何やらと向き合い気持ちを整えて、新しい環境に向けて自分を調えて、楽しく生きていけると良いですね。おいしいものも食べていきましょう。

それではまた来週!

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