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【One exercise!】けのびの姿勢をとってみる
1日ひとつエクササイズを!
運動とも呼べない、でも少し体が軽くなるパッとできるエクササイズを紹介します。
けのび。
久々に聞いた方も多いのではないでしょうか?
腕をめいいっぱい伸ばして耳の後ろに上腕をくっつける、あの姿勢です。
(図中の矢印はお気になさらず...)
肩を可動域最大限動かしてみる。
それがこのポーズのポイントです。
腕や手は毎日使っていても、その最大の位置まで動かす機会は意外に少ないものです。
私の生活の中で1番上に手を伸ばす動作が「洗濯物を干す」ですが、それですら、肘が目の高さにくるくらいでしょうか...そして肘は曲がっています。
関節の可動域は使う分しか保持されません。
知らず知らずのうちに最大値は低くなっていきます。
たとえば腕をまっすぐ前に伸ばす、前ならえのポーズをとるとします。腕が真上まで上がる人と、斜め上にまでしか上がらない人にとっては同じポーズでも労力が違います。
120キロまでしか出ない車で100キロだすのと、180キロまで出る車で100キロ出すのとでは、同じ100キロでも大変さが違うのと同じようなことです。
もうひとつのポイントは、「体を一直線にすること」です。
体を横から見た時に頭が前に出ていたり、お腹が前に出ていたりしないでしょうか?
横から見た時に
①耳の穴
②肩関節
③股関節(大転子という大腿骨の出っ張り)
④くるぶしの少し前
この4つが一直線に並ぶのが良い姿勢と言われています。
特に現代はスマートフォンやパソコンの普及により頭が前に出る人が多くなっています。
いわゆるスマホ首というものです。
しっかりと頭を重心線の上に乗せることで肩こりや頭痛の改善にも一役買います。
この姿勢がとれたら、上へ上へ、伸びてみましょう。そして空気をたくさん取り込んでみましょう。
普段は吸えていなかった、ちょっといい空気が入ってくるのではないでしょうか?
いい空気が入って、ちょっといい気分になれたら嬉しいです。