音に心が破壊される
訪問ありがとうございます。tom.4です☺︎
HSPの私が見える世界…。
生きずらい世界を変えていく実体験を投稿しています。
誰かの心に響いていただけたら嬉しいです。
私は幼少期から物事に対して敏感な子でした。
この世界がとても怖いと感じていました…。
幼少期に感じていた1番怖い物は、
【音】
生活する上で当たり前にある音。
音に凄く敏感だったのを覚えています。
お母さんの歩く足音。
お姉ちゃんの走る足音。
お母さん、早歩きで大きな足音をたてて、
今は機嫌が悪いのかもしれない…
話しかけるのはやめておこう。
お姉ちゃんは軽い足取りで走る音。
楽しそうだな…
お父さんと、おばあちゃんが
口論する声…。
人の怒鳴り声は本当に怖くて、
ドキドキしてしまって、その場に居られない…
1番嫌いなのは、大きな音。
大きな物が倒れた音。
サイレンの音。
車やバイクの吹かす音。
ゲームセンターや、パチンコ屋のずっと聞こえている音。
テレビの音量も小さめが良い。
学校の避難訓練なんて、朝から嫌な気持ちになる…。
非常用サイレンが何時になると予告されていても、
鳴り出したら本当に怖くて、
心臓のドキドキが止まらない…
幼少期の私は、自分が変わった子だと
気づかれないように、みんなと同じ事をしようと
周りを気にしていました。
この怖い気持ちや、嫌な気持ちを
誰にも言えませんでした。
誰にもバレないように、
冷静な表情を保って、
怖い気持ちを隠すのに必死でした…。
時計の秒針の音も気になる…。
カチカチカチカチ…
あ〜
止めて欲しい…。
独り言が多いクラスメイトも、
声が大きな先生も…。
その人の感情が音に表れているようで、
心がザワザワする。
音が気になって、目の前の事に集中できない…。
心が乱れる…
怖い…。
頭がおかしくなりそうで、
たったひとりで耐えてとても怖かった…。
なんでこんなに音が気になるのだろう…。
なんでみんな音が気にならないのだろう…。
そんな事を考え、
こんな事を考えているなんて、おかしい!と思われる…と、
人に気づかれないように、
心がバレないように、
言葉にも、表情にも出さないように、
必死に隠して、生きてきました。
大人になっても大きな音は苦手。
長男を出産した時。
新生児室へ入ったら、
看護婦さんが誤って大量のファイルを下に落としました。
とても大きな
ドンっ という音。
その音を聞いた、生後数日の息子が
両手をビクッとさせました。
『ごめんね。ビックリさせちゃったね。』と看護婦さん。
その時は何も思いませんでしたが…。
その息子は、HSP気質で
音に敏感な子でした。
公共トイレのエアータオルの音。
冷蔵庫の冷氷機の音。
洗濯機が回る音。
ヘリコプターの音。
花火の音。
大人のくしゃみの音。
大きな笑い声…。
幼い息子は身体を震えて大泣きしました。
周りは臆病な子だね。
この子大丈夫?と心配する中、
私は何故か嬉しかった…。
怖いを表現できる子で良かった、と思いました。
どうか、私のように…
誰にも言えずに、
自分を隠して生きていって欲しくないと思いました。
息子は今は小学生ですが、
避難訓練の日はションボリして登校しています。
過去の自分を見るようで、
とてもおかしくなってしまいます。
音に敏感な子は、生まれつきなのかも…?
しれません。
本人が、どうにかできる話ではなく、
感じ方の違いだと思います。
自分はおかしいとか、
あの子はおかしいとか、
思わないで欲しいなと思います。
大きな音、嫌な音、怖い音も
あるかもしれませんが…
自分が感じる好きな音、きれいな音、心地の良い音が見つかると良いですね。
大きな音が嫌い、怖いと言ってる方がいたら、
敏感に聞こえるんだね。と優しい気持ちをもって頂けたら幸いです。
いろんな音や、いろんな人がいるこの世界🌍
みんなが気持ちよく過ごせますように…。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎
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