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バイトをクビになったけど

台風が迷走する中、私の元に一本の電話がかかってきた。

その電話で私は、2022年の3月~働いていたバイト先からクビを宣告された。退職を促され受け入れたと言う方がニュアンス的に正しい。
人員整理のためらしい。

実は、2024年の年初めから休業を貰っていた。
「就職活動が終わったら復帰したいとは思っています」って言って休業したけど、結局休学も決断したから、就活終わるのが実質1年先延ばしになったものだし。働けないから戦力にならないし、迷惑をかけているのはこっちなので。

電話口で言われたこと⇩
●「最近の勤務実績が無いからねえ……」そらそうや。
●「ちなみに今は何しているの?」「1年間休学をしていまして」店長変わったのに、その辺りの情報は引き継いでもらってないのか。
●「確実に戻るなら良いんだけど、そうじゃないなら、再度ご縁がありましたらという形で(バイト募集があったら応募してくれ)」ま、就活終わっても戻るかどうかは心が揺れているしなぁ……

ということで退職の提案を受け入れた。
とはいえ飲食のバイトでは色々な経験と学びが得られたので、ここにまとめておこうかな。


1,飲食業の裏側を知れた

これは飲食業に限らずだけど、アルバイトをすることで、裏側を知れたのは良い学びだった。ずっとお客さん目線だけだったけど、従業員の目線を経験したことで自分の価値観が変わった。

細かく書こうとすると枚挙にいとまがないけど、
●ラストオーダー10分前の入店は止めようと思った
●ピーク時は提供に時間がかかることを承知で入店するようになった
●残さず食べる人に対するポイントが高くなった(ご飯粒やお味噌汁、漬物や千切り野菜何かしら残す人の方が多い)
●バイトの人のおかげでお店が回っている
●店長(社員)さんが凄く大変そうだった
担当店舗をハシゴしたり、人手が足りないから16連勤したり、朝早くから夜遅くまで色々な作業をしていた……自分は絶対に飲食業界には就職したくないと思いましたけどね。

2,食に対する関心が高まった

料理の正しい配置の仕方を覚えたり、期間限定メニューで郷土料理を知ったりした。「ご飯は左、お味噌汁が右」が今まで曖昧だったけど、このおかげでしっかりと覚えた。季節ごとのメニューもあったしな。

きっとここでバイトしていなかったら知らなかったことや思いつかなかったメニューやアイデアを知れた。

賄いも従業員価格で食べられたから、改めて「食べることは生きること」というのを実感できた。正直、賄いと時給の高さで続けられていたところも大きい。

3,自分を大切にすることの大事さを知った

とりあえずやってみて、合う合わないを大切にすること。

夜シフト、上がるのは23時半、家に着くのは0時過ぎ。起きるのがお昼ぐらいで時間を無駄にした感半端ないから入るの止めた。あと、23時過ぎると頭がいつも決まってフワフワ(眠気)してくるから合わないなと。
自分には朝の出勤の方が性に合っている。5時起きの6時からの勤務だったけど、夜遅くまで働くより朝働いて「まだお昼前か」の方が気分が良かった。

また、むやみやたらにシフト希望を出したりヘルプに応じたりしないこと。
「あ~今日も出勤か」となると腰が重くなっちゃうし、期末レポートが迫っているというのにヘルプに応じてしまった時は必死にレポートを完成させざるを得なくて自分で首を絞めてしまった。とはいえ、あまりにも出さなすぎる&応じなすぎるのは干される原因になるから加減が大切。おかげで長く働けたのだと思う。

あとは常にフルスロットルで働くのではなく、適度に手を抜くのが大切だと気づけたのも飲食バイトのおかげ。「手を抜く」といっても、ゆったり作業しても大丈夫な時間帯(人が少ない)とスピーディーに作業する時間帯(ピークタイム)を見極めて体力や気力を温存すること。

上手く立ち回る術を学べた気がする。

おわりに

多くのアルバイトを経験してきたけど、自分にとって当たりに分類される職場だったと思う。客としても使いたいと思えるお店だし。

大変なこともあったけど、良い経験をさせてもらった。

就職活動終わったら、また戻ってくるかもしれないな。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

ではまた!

とむ

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