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今一度考えてみよう、良いコーチとは?
みなさん、こんにちわ。
コロナにより先行き不透明な状況が変わらず、様々な不安を抱きながら日々の生活を送られているとは思いますが、矢印を下に向けていても何も解決しません。
こんな時こそ、
「Action Always Beats Reaction」
自ら色々仕掛けていくことが重要かもしれませんね。
さて、今回は「良いコーチとは?」というテーマでお話させて頂きます。
私も研修・講演等で、新しい時代に必要とされる人材(ビジネスパーソン・スポーツ選手共通)として、「自考動型人材」を提唱させて頂いてます。
漢字が表現するように、「自分で考えて行動する」するニュアンスが強いですが、そんな単純・簡単なものではありません。
そこには、相応の知識を有し、状況に応じた判断・決断が求められ、更に言うと有事の際にいかに機転(アドリブ)を利かせれるかなど、これらを集約した「主体性」を備えている人材と定義しています。
近年、ビジネス界・スポーツ界においても流行りのように「自立した社員」、「自分達で考えさせる」など、指導現場やSNS等でアピールされている方々がいますが、少し誤解や錯覚が生じているのではないかと違和感を感じます。
「子供に決めさせます」という保護者さん
「選手達に全て考えさせてやらせてます」という監督・コーチ
「部下に好きにやらせてます」という管理職
指導するべき立場の人がほとんど関与することなく、子供、選手、部下に任せている状況があります。
一見すると、子供、選手、部下を尊重し、裁量権を与えて理想の形(美談)に感じますが、
本当に全てを任せて大丈夫ですか?
時期尚早ではないですか?
きちんと選手の能力•特性分析できてますか?
と思うシーンが多々あります。
もちろん、何を求めるかにより、異なりますが、このアプローチは、それ相応の知識を有し、経験を有し、トレーニングを積んできた選手だからできる手法ではないかと思います。
つまり、このような状況(能力を有していない)ではない選手達に「自分達で考えてやってごらん!」と言っても、分相応のアウトプットしかできません。当たり前ですよね?
(ただし、コーチが求めていることは更にレベルが高く、選手と指導者間にミスマッチが発生しているシーンが多い)
もちろん、指導アプローチの一環として、意図的に裁量権を与え、チャレンジさせたり、彼らの現状の力を見極めるのはいいことですが、土台形成がないにも関わらず、
「何も言わないのが良いコーチだ!」
「教えない(関与しない)ことが良いコーチだ!」
と誤解・錯覚されているコーチ、いませんか?
では、コーチ(管理職・保護者)は何をするべきか?
コーチは選手(部下•子供)の特性や能力を見極め、更に、時期(タイミング)を計らい、アプローチしていくことが求められます。
選手だけでは、限界があるのです。
よって、コーチ(管理職•保護者)が必要であり、存在するんです。
そのコーチとしての責務を放棄している(果たしていない)人が多いということです。
つまり、
良いコーチとは、選手を成長させること
良い管理職とは、部下を成長させること
良い保護者とは、子供を成長させること
選手に一任するのが良いコーチではありません。
選手に自由にやらせるだけが良いコーチではありません。
答えを全て教えるのが、良いコーチではありません。
つまり、コーチは必要に応じてコーチ(指導)をしないといけないということです。
「選手に任せた!」と言う名の練習を見学しているだけのコーチは、コーチではなく、単なる見学者だということです。
学ばず、知識もなく、指導できないので「選手に任せている!」と都合良く言われているコーチ、いませんか?
コーチング(指導)をしていると自己満足されているコーチ、いませんか?
選手の状況を見極めた上で、選手の主体性とコーチング(知識の付与、選択肢の導き、評価するなど、選手を成長させること)を融合させることが重要だと思います。
もう一度言います。良いコーチとは
「選手を成長させる」ことです。
見ているだけ
任せているだけ
やらせているだけ
では、選手は成長しないということですね。
ということで、次回は選手に対するアプローチ法など、共有できたらと思います!
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