トレーナーから看護学生になったきっかけ
それは、私の尊敬している整骨院の先生から「看護師目指せ」と言われたからである。
正直、看護師は人生の計画に入ってもなく、なりたいと1度も思っていなかった。
だけど、トレーナーの人生で年を終えて何が残る?
そう考えた。
お客様の笑顔、トレーニング指導、アライメント調整、施術法など。
残るものは確かにたくさんある。
でも、トレーナー学校に通って身についた知識はほんの少し。
半年間では身につけられる知識に限界があった。
トレーニング指導していて毎回頭によぎる。
「教える立場で、こんな浅はかな知識でいいのか?」と。
お客さまに申し訳ない気持ちと、お客様のなりたい姿に導きたい気持ちの葛藤があった。
このことを整骨院の先生に相談した。
すると先生は、「トレーナーだけだと将来生きれないよ。何か強みがないと。」
そこで、看護師をおすすめされた。
確かに解剖、疾患の知識もつくし、何より資格を持っていると信頼関係が生まれると思った。
元々働いていたジムは元理学療法士も多く、疾患からメニューも考えていた。
それもあり、看護師になることはステップアップできるチャンスだと思った。
そして私は思った。
「疾患は生活習慣からくるものが多い。その実態を目で見て、生の声を聞き、伝えていくことがいいのではないか」と。
その他にも、痛みは脳神経との関連性が深い。その勉強はトレーナーの学校ではしてないからいい機会だと。
それから神経を学び、トレーナーにも活かしていきたいと思い、脳神経の認定看護師を目指すために、看護師になることを決めた。
将来的には、ジムを経営する。
この気持ちは高校1年生から変わらず、今も隙間時間にトレーナーの仕事はしている。
トレーナーの仕事が大好きだからこそ、気持ちは変わらず、今も続けられていると思う。
お客様のなりたい姿に導き、感謝されることは物凄く嬉しくなる。お客さまの自己肯定感も高まり、私もトレーナーをやっていて良かったと思う瞬間だ。
最高のWIN-WINの関係。
そして、「看護師の経験と知識×トレーニング×施術で、病気を減らし元気に最後を迎えてもらう」
これが僕の使命だと思っている。
100%無くすのは難しい。でも、僕と関わってくれた人は、病気で亡くなってほしくない。
だから、僕のでいることをやる。
これが僕のきっかけ。