あれ?今の自分、原始人?って疑え
こんにちは。ともやです。
今回は「チーズはどこへ消えた?」という本を読んだので、
内容をまとめて、学びを書きます。
この本は3部構成になっていて
①高校の元クラスメイトたちが30歳くらい?に集まって雑談。一人がある物語を紹介する
②物語本編(メイン)
③クラスメイトが物語の感想を言う
の順に書かれています。
物語がメインなので、②について書いていきます。
登場人物は2匹と2人です。
ネズミのスニッフとスカリー。
小人のヘムとホー。
以下、夢の国に敬意を払って4人と書きます。
4人は毎日迷路の中を彷徨っています。
4人とも探しているのはチーズです。しかし、欲しいチーズは人それぞれです。
ネズミの2人はガリガリとかじれる固いチーズ。
小人の2人はチェダーチーズやモッツァレラチーズ、カマンベールチーズなど様々な美味なチーズを探しています。
チーズは迷路の中に落ちています。
大抵は小さなカケラが道端に落ちていますが、チーズステーションという広い部屋には大量のチーズが置かれています。
しかし、空っぽのチーズステーションもあります。誰かが先に食べてしまったのでしょうか?
4人が彷徨っている迷路は実に複雑で、入り組んだ構造です。
暗い道もあれば、行き止まりもあります。
ネズミのスニッフとスカリーは単純で非効率的な方法でチーズを探します。
スニッフはよく利く鼻でチーズのある場所をかぎつけようとして、
スカリーはひたすら道を突き進みます。
小人のヘムとホーは(ネズミよりは)優れた頭脳を使って、過去の経験から得た教訓と思考を元にもっと高度な方法を試みます。
さらに、強力な人間の信念と感情を抱きながらチーズを探します。時にはそれにより立ち止まることもありました。
4人はランニングシューズを履いて、毎日必死に迷路を歩き、チーズを探します。
長い間、頑張って歩き回っていたら、ある日大きなチーズステーションCを発見します。
そこには大きなチーズの山が築かれていました。
4人は大喜びして、チーズをたくさん食べました。
次の日、4人は早起きして、急いでチーズステーションに向かいます。
そこには前の日と同じようにたくさんのチーズがありました。
4人は昨日と同じように笑顔でチーズをたくさん食べました。
そんな日が何日か続いた後、4人の生活は違うものになっていました。
ネズミの2人は毎日早起きをして、急いでチーズステーションに向かいます。
チーズステーションについたら、ランニングシューズの紐を結んで首にかけると、部屋のあちこちを嗅ぎまわり、引っ掻いて昨日と変わったところがないか調べてから、チーズを食べます。
小人の二人はチーズステーションの近くに引っ越していました。
そして、ゆっくり起きて、歩いてチーズステーションに向かいます。
チーズステーションに着くと、ランニングシューズからスリッパに履き替え、ゆったりと腰掛けてチーズを食べます。
友人にチーズを自慢し、少し分け与えることもありました。
そんな日がかなり続きます。
ある日、ネズミの2人がいつも通り早起きをしてチーズステーションCに向かうとチーズが1つもありませんでした。
しかし、2人は驚きませんでした。チーズが少しずつ減っていることが分かっていたし、いつか無くなるだろうと覚悟していました。
2人は首にかけていたランニングシューズに履き替えるとすぐにチーズを探しに出かけました。
小人の2人はいつも通りゆっくり起きて、チーズステーションCに向かいました。
そして空っぽになった部屋を見て、驚愕します。
ヘムは言います。「なんてことだ!こんなことがあっていいわけがない!」
ホーは目の前の事態を受け入れられず、耳を塞ぎ、目をつぶりたくなりました。
2人はこれからどうすればいいか長い時間をかけて話し合いました。
そして出た結論は「チーズステーションCを調べまわって、本当にチーズが消えたのか確かめよう」というものでした。
2人は入念に確かめたが、チーズがないことしか分かりませんでした。
ヘムはどうしてこんな目に合わないといけないんだと怒り、
ホーは明日からどうすればいいんだと憂鬱になっていました。
2人は夜までチーズステーションCに居たが、夜になり空きっ腹を抱えて家に帰りました。
翌日、2人はもしかしたらチーズステーションCにまたチーズがあるかもしれないと考え、向かいました。
チーズはありませんでした。
ホーは目をつぶり、しゃがみこみました。
ヘムは「どうしてこんな目にあうんだ。実際には何が起こったんだろう。」と繰り返し事態を分析しました。
ホーは目を瞑り、しゃがみこんでいたが、ようやく目を開けて周囲を見渡しました。
そして言いました。
「そういえばネズミの2人はどこに行ったんだ?あいつら我々の知らないことを知っているんじゃないか?」
ヘムは「あいつらが何を知っているんだ」と嘲笑いました。
「あいつらは単純なネズミだ。状況に反応しているだけにすぎない。我々は小人でネズミなんかより利口だ。この事態を解明できるはずだ。」
ホーは答えました。「我々は確かに利口だ。だが、今の所あまり利口なことをやっていないようだ。状況が変わったのだから、我々も変わるべきじゃないか?」
ヘムは言います。「どうして我々が変わらなければいけないんだ?」
続けてこう言いました。「この事態は他の誰かのせいで招いたものだ。だとすれば我々は代わりに何かを貰わなければならない。我々は努力して手に入れたチーズを食べる権利があるのだから。」
ホーは再度提案をします。「なんにしろチーズが無いという状況は変わらない。もうあれこれ事態を分析するのはやめて、見切りをつけて新しいチーズを探したほうがいいと思うんだが。」
ヘムは言い張ります。「だめだ。なんとしても真相を究明するんだ。」
二人は夜まで相談を続けていました。
その間、ネズミの2人はあちこちの通路を行ったり戻ったりしていました。
見つけられるだけのチーズステーションを探しました。ほとんどのチーズステーションは空っぽでしたが、新しいチーズを見つけることしか頭にありませんでした。
しばらくは何も見つかりませんでしたが、今までに行ったことのないエリアに入っていきました。するとチーズステーションNを発見しました。
中を覗くと二人は歓声をあげました。今まで見たことのないほどの大量の新しいチーズです。
続きます。
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