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人との出会いが 未知なる視点を作り出す
2021年もあっという間に10月となってしまいました。ここ3ヶ月ほど、ある出版社主催のオンライン講座にさせて頂いたのですが、初体験の連続で、大変有意義な時間を過ごすことができました。
ひとまず講座が一区切りついたこともあり、学び取りを少しでもnoteで記事に起こしながら、アウトプットをしていきたいと思います。
己の知らない世界を覗くことで 学びが深まる
オンラインサロン塾を通して、これまで遭遇したことがなかった出版業界の人たちと交流を得られたことが、何よりも刺激的でした。
これまでwebライターとして活動していた際に、雑誌編集者とのチャットやメール等でやり取りする機会はありましたが、それはあくまでニッチな仕事分野に限った話(例えば登山関係など)。
実際に存在している出版業界のルールや流れ、はたまた電子書籍著者が直に発信する成功と失敗エピソードなど、普段なかなか表に出てこない貴重な生の情報に触れることができたことは大きな収穫でした。
電子書籍著者たちが開示された苦労話の中でも
電子書籍を最初に出そうとした時に、周りの人間は9割が反対して、1割が無関心、味方は誰もいなかった
電子書籍出版を狙いとしたわけではないが、これまで己の学びを深める為、講座受講などに約2000万円近く投資してきた
出版編集者と著者の反りが合う合わないという相性問題は存在する
などが深く印象に残っています。生々しい体験談はやはり聞き手の心に響くものなのです。
人は誰しもそうですが自分が深く関わってきた分野や、携わってきた仕事から一歩外れてしまうと、全くの素人になってしまいます。
確かにネットやSNSの発達で以前よりも、情報の開示性や可視化は格段に向上しました。それでも余所の業界のことは、外から見ている人にとってには、よくわからないことも多いのが実情ではないでしょうか。
今回オンライン塾とはいえ、他の業界のことをほんの少しだけでも知る機会を得たことは、貴重な学びだったと思います。
新しい発想力や創造性は 人との出会いから生まれる
禅語には出会いの重要性を説いた言葉があります。
我逢人(がほうじん)
人と逢うことからすべてが始まる 。「我れ、人と逢うなり」 出逢いの尊さを三文字で表した禅語です。心と心との出逢い、物と物との出逢い、人と物との出逢い。出逢いこそ命です。
自分だけで考えて自分だけで行動していたのでは見つからないことがある。構えた格好でも些細な偶然でも人との出逢いは何かを生みます。人は自分と違う領域を持って生きている。だから出逢いはあなたを広く深く成長させてくれます。どんなにITが進化しても、どんなに便利な世の中になったとしても、やっぱり人と逢わないことには何も始まりません。
【石飛博光著 ほっとする禅語 二玄社より】
古今東西、言い尽くされている話ですが、全ては人と出会うことから物事が始まります。
ちなみに情報社会の黎明期を生き抜き、IT社会の基盤を築いたアップルの創業者スティーブジョブス氏もこのような言葉を残しています。
創造性は何気ない会話から、行き当たりばったりの議論から生まれる。たまたま出会った人に何をしているのかを尋ね、うわ、それはすごい、と思えば、いろいろなアイデアがうまれてくる。
他にもスティーブ・ジョブズは自分の子供に対してテクノロジーに触れる機会を最小限に抑えていたという有名な話があります。
ちなみにマイクロソフトの創業者ビルゲイツも同様に、子供には14歳になるまで電子機器の使用制限をかけていたようです。
ITの天才たちがテクノロジーの利便性を認めつつも、その負の側面を誰よりも理解していたことはとても奥深いエピソードだと思います。
やはりどんなに科学技術が発達しても、想像力や独創性という無形の力は生身の人でしか生み出せないのです。その力を何倍にも加速させる可能性を秘めた存在こそ、他者との触れ合いではないかと思います。
茶道の言葉「一期一会」の如く、人との小さな出会いにも無限大の力が秘められているのです。これこそ未来永劫変わらない、不変の真理だと感じています。
ここまでご愛読ありがとうございました。