見出し画像

視点を変えて 自己肯定感アップ

突然ですが「あなたは自己肯定感が高めでしょうか?それとも低めでしょうか?」

意外と己の内面部分は、自身で分かりにくいもので、人から指摘されることで初めて気が付くことがあります。

最近考える機会が多い『自己肯定感』について、私なりの解釈で語ってみようと思います。

自己肯定感と自己承認欲求はリンクする

アメリカの心理学者「アブラハム・マズロー」は、人間には5つの欲求から成り立つ「欲求の階層」があるという説を唱えました。

・①生存欲求 
 人の生命維持に関係する欲求、対象は食欲や睡眠、性欲など

・②安全欲求
 安定した暮らしに関係する欲求 対象は家や治安、健康など

・③社会欲求
 社会集団との関わりに影響を及ぼす欲求 対象は学校、会社、家族、コミュニティなど

・④承認欲求  
 所属する集団の中で、他者から認められたい、評価されたい欲求

・⑤自己実現欲求
 自分の能力を開花させ、自分が願うものに成りたいという欲求


数字の小さい欲求、つまり低次元欲求が満たされれば、数字の高い欲求、高次元欲求を自然と求めるという流れがあります。

このなかで4番目の承認欲求が、私たちの自己肯定感と密接な関わりがあります。

承認欲求には、他者から影響を受ける「他者承認欲求」と自分で自分を認める「自己承認欲求」の2種類があるのですが

ざっくり数式で表すと、こんな感じになります。

自己肯定感=(自己承認欲求)+(他者承認欲求)

ちなみに、自己承認欲求と他者承認欲求のどちらが欠けてもいけないのですが、2者を比べて、より高い割合を求められるのは、自己承認欲求の方です。

他者承認欲求」は他人に注目されたり、賞賛されたりすることを求める欲求のこと。いわゆる自分の良いところばかりに焦点あてたもの。

一方で「自己承認欲求」とは、他人にどう見られるかではなく、自分を自身で承認できるかどうかが問題となるので、自分の中にある、欠点や短所にもおのずと目を向けなければなりません。

つまり自己肯定感とは、自分の内面にあるコンプレックスや弱みと、どのように向き合うかがカギとなるのです。

トランプの七並べゲームは、3回もパスが使える

🔶七並べのルールを簡単におさらい

・52枚のカード(ジョーカーを含めない時)を使って、カードの7を中心にして、同じマークで隣り合わせの数字のカードを順番に並べていく

・順番を決めて、カードを1枚数ずつ出していき、手早く手持ちのカードを出した人が勝ちとなる。

・カードが出せない時は、パスをコールするが、基本的に4回パスをすると、負けが確定する。


この七並べには、相手と駆け引き、いわゆる心理戦も勝敗を左右する要素であることに私は楽しさを感じています。(必ずしも運だけでは勝ち抜けない)

特にパスルールは試合の流れを大きく変えます。

場に出せる手持ちカードがない時に、パスを使うのは当然なのですが、仮に出せるカードがある時でも敢えてパスを使って持久戦に持ち込むことで、相手のギブアップを誘いにいく戦術をよく使っています。

見方によっては、大変意地の悪い作戦ともいえますが...。笑

意外と七並べは、その人の性格が出やすい側面があるのです。


前振りが長くなりました。


七並べのパスコールは、一見すると自分が追い込まれた時に使う、失敗にも近い苦肉の作戦というネガティブイメージです。しかし、うまくパスコールを使えば自分の強みにもなれる。


何事も物事をストレートにクリアできれば、それに越したことはありませんが、どうしても行く手に障害や問題が前に立ちふさがっている時があります。

そんな時は少し視点を変えて、まずは挑戦→小さく失敗する→じっくり対策を考えるといった奇策や戦略も有りではないでしょうか。

極端な話、致命傷にならなければよいのです。

同じ失敗を続けてはいけませんが、適度の小さな失敗は、自分の中の心の余裕を生み出します。

未知の領域を最初から完璧にできるのは、一部の天才を除けば不可能な話。ましてや、全てを万能にこなせる人なんて、人業では難しい。

伸び縮みするゴムと一緒で、常に成功を追い求めながら緊張していると、心に弾力性がなくなっていき、いざ大一番で力が発揮しずらくなります。

案外、意図する中での失敗は、思考力や対応力も身に付きますし、弱みを強みへと変えていく自己成長力(自己肯定感)にも繋がっていくと考えています。

過去に大学受験に失敗⇒浪人生活やら、心を壊してのうつ病引きこもりなどを経験した私なりの考察です。失敗直後は確かに大変ですが、時間が経つと案外それまでよりも、肩肘を張らずに生きていけるようになりました。

「人生万時塞翁が馬」なのです。

他者の良い所を切り取って 視点をずらしてみる

自己肯定感の低い人は、どうしても失敗や短所を長く深く引きずる傾向があります。

この難題を解決させる為には、

他者の長所や強みに視点を移して、自分も敢えてその真似をしてみるという事です。

特に自己肯定感の高い人は、発するエネルギーも明るいで、会話するだけでも大いに刺激になります。

もし、自分のお手本とすべき点が見つかれば、参考にしながら、少しずつ自分の中に取り入れてみても良いのではないでしょうか。

もし自分に合わなければ、手放せば良いだけのこと。まずは試してみる価値はあると思います。

まとめ

やはり自分の行動次第で、己の価値観や思考は変化していきます。

その為にも、人から言われてからではなく、自分から進んで動くことが大事なのです。

率先して自分から一歩を踏み出す事を心がければ、自然と視点も広がり、自己肯定感は高まっていくのではないでしょうか。

ここまでご愛読ありがとうございました

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?