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#180 【映画】七夕におすすめのSF映画『インターステラー』/親子の絆
もうすぐ7月ですね。
今回は、ある意味で織姫と彦星的な要素があると思ったSF映画をご紹介します。
『インターステラー』
監督:クリストファー・ノーラン
公開年:2014年
あらすじ
異常気象が多発することで、存亡の危機を迎えた地球。
植物や農作物を育てることのできなくなった世界。
人類の新しい居住惑星、「第二の地球」を探していく宇宙飛行士たちの物語。
人類存続のために選ばれた宇宙飛行士チームがワームホールを使って、別の銀河系に有人惑星間航行(インターステラー)を繰り返していきます。
膨大な科学的事実とSFの要素と空想が混在する世界観
三次元における不可逆性や相対性理論、スイングバイ航法、ニュートン力学、特異点...
などむずかしい専門用語のオンパレード
しかし、どれも実際に研究されている見識やデータをもとに映画が描かれています。
科学的な空想が満載の作品であるSF(サイエンス・フィクション)とはいえ、映画化された当時の科学の最先端を取り入れた要素ばかりが登場します。
最先端の科学的な知見をもとにしつつ、
僅かな希望と覚悟を胸に宇宙に踏み出す勇気や仲間との信頼、
遠く離れていてもお互いの存在を信じている家族愛などの心理描写も圧巻でした。
父親と娘の絆が描かれるストーリー
元パイロットの主人公・クーパー。
地球規模の存続の危機を解決して家族や人類を救うために出発することを決意しました。
しかし、父親のクーパーが宇宙に出ることに対して最後まで反対していた娘のマーフ。
「必ず帰ってくる」と約束したクーパーと娘のマーフ。
最初は、宇宙船からの通信にも反応しないマーフでしたが、月日が過ぎていくなかで気持ちも変化していきます。
そして、父親と同じように人類の存続のための道を探っていきます。
一方で、広大で終わりの見えない有人惑星間航行(インターステラー)に飛び立ったクーパーたちの宇宙船。
息つく暇もないくらい様々な危険をはらんだ惑星が登場します。
そんな旅の最後に、クーパーがたどり着いたひとつのワームホール。
クーパーはそのワームホールに一縷の望みを賭けて飛び込みます。
そこで目にしたのは、
『4次元超立方体サテライト』と呼ばれるSFの極みのような空間でした。
その空間では、地球の過去・現在・未来すべての時間につながる超次元の空間であることにクーパーが気づきます。
どこまでが科学的な仮説や検証があるのか定かではありませんが、
そこで娘ワーフに向かってメッセージを送るクーパー
過去を変えようとしたり、
未来を変えようとしたり、
そして、最後には....
映画の感想
友人とDVDで観たぼくの最初の感想は
「SF感がすごくて、よくわからなかった」です!!
とにかく難解な専門用語のオンパレード(笑)
エンターテイメントとして「家族愛」を描いているのはなんとなくわかったものの、科学的な観点はほとんど理解できていませんでした。
幸い、一緒に見た友人がSFや科学、宇宙、超常現象、伝説、伝承などの知識欲があった上に「インターステラー」を2,3回観終わった後だったので、
その友人の解説のお陰でなんとなく、SF面での理解を深めることができました。
遠く離れた宇宙にいる父親と娘の絆。
二度と会うこともできないかもしれないけれども、会うことを諦めない2人。
なんやかんやあって最後に迎えるクライマックスでのどんでん返しがおもしろい映画でした。
そんな関係性がどこか七夕の織姫と彦星のような関係性だな〜、と最近思いました。
1年に1回、天の川を越えて出会うことのできる乙姫と彦星以上に、出会うための道のりが果てしない親子。
意外と七夕にぴったりかもしれない作品「インターステラー」
興味がある方はぜひ観てみてください。
SF作品の中でもとくに難解なキーワードが多いですが、あらかじめご了承ください(笑)