大学を辞めていきなりドイツに行った話
子どもの頃から自分は芸術を学ぶために海外へ行くものだと思っていた。
実家のクローゼットを掃除していたらNHKの「月刊ロシア語講座」の本を見つけた。2003年と書いてあるから10歳の頃に買ったものだ。
買った時のことはよく覚えている。
その頃は兄と一緒にバレエを習っていて、夏になるとロシア人の先生の講習会に通っていた。
バレエダンサーになりたい、なれる、とは全く思ってはいなかったのだが、親から
「好きなことを仕事にできることが1番幸せだ」と言われていたのでその時の唯一の習い事